「Huaweiが中国政府から資金提供受けていた」CIAが指摘

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スパイ活動疑惑でアメリカから排除されている中国企業Huaweiですが、同社が中国政府から資金提供を受けている、とするレポートを米諜報機関のCIA(中央情報局)が発表していたことが分かりました。

中国政府との繋がり指摘

米政府とHuaweiの関係は大きく冷え込んでおり、1月にはHuaweiが「情報窃盗や通信詐欺、司法妨害など10件の罪」を犯したとして米司法省が起訴する方針を固めています。そうした中で、新たな火種となりそうなのが、CIAによる調査レポートです。
 
英紙The Timesが報じたところによると、Huaweiは中国の中央国家安全委員会(Central National Security Commission)、人民解放軍(Liberation Army)のほか、情報機関の関連団体から資金提供を受けている、とのレポートをCIAがまとめていたそうです。このレポートは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスといった国家に秘匿性の高い情報として提供されたとのことです。なお、精度についてCIAは「強力(strong)」だが「鉄板(cast-iron)」ではないとしています。
 
これまでにもHuaweiは国家との関連を再三否定してきましたが、同社は今回の報道を受け、中国政府からのデータ提供要求については「断固として拒否している」と述べ、「根拠のない疑惑についてはコメントを控える」と言明しました。

アメリカによる排除も痛くない?

もっとも、Huaweiにとってアメリカによる圧力はどこ吹く風かも知れません。
 
4月22日に発表した2019年第1四半期(1〜4月)の四半期決算は、売り上げが前年同期比で39%増の1,797億元(約3兆540億円)となりました(純利益は非公開)。Huaweiが四半期決算を発表するのは初めてです。
 
また、アメリカの思惑とは裏腹に、先日もドイツが5Gネットワーク構築でHuaweiを排除しない判断を下したことが報じられたばかりです。
 
 
Source:The Times via THE VERGE,Reuters
(kihachi)

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