Instagramが口コミの代わりになってきている?ある観葉植物専門店の場合


     
    米ニューヨーク市のジャレマ・オソフスキーさんの観葉植物専門店は、Instagramでの口コミにより支えられています。最初は友人同士でタグ付けが行われていましたが、次第にその輪が広がりを見せていきました。

    Instagramが口コミマーケティングとして機能

    オソフスキーさんのアパートは、Instagramにぴったりとも言えるような趣で、茶色の木目がきれいなフローリングがかわいい観葉植物たちで満たされています。
     
    DirtQueenNYCとして知られているオソフスキーさんの観葉植物専門店は、人々がオソフスキーさん自身をタグ付けすることで、サービスがその人の友人間に広がるという口コミマーケティングによって成り立っています。
     
    DirtQueenNYCのInstagramのアカウントを見ると、フォロワー数は1,500人ほどとそこまで多くないのがわかりますが、植物を購入する人々のうれしそうな姿が投稿されています。
     


     

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    ? ? happy plant parents ??

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    路上でカジュアルに始めた投稿がきっかけで店まで発展

    オソフスキーさんの観葉植物販売のきっかけは2年前の夏に遡ります。アーティストのアシスタントとして働いていたオソフスキーさんは、歩道で植物を売っていました。閉塞感に悩まされていたオソフスキーさんを助けたのは植物の世話をすることでした。最初はどこで植物を売っているのかを近所の友人に向けて発信していました。彼女はInstagramで購入者をタグすることで、カジュアルな形で購入先の共有を行いました。
     
    冬に近づくにつれ、植物を置く場所を路上から部屋の中へと移動させたオソフスキーさんですが、以前植物を購入してくれた人々がコンタクトしてくれるようになりました。
     
    今では、Instagramでオソフスキーさん自身とアポイントメントを取って、植物のメンテナンスなどについて、お茶を飲みながら会話することも可能です。
     


     
    オソフスキーさんが扱う植物は、15ドル〜45ドル(約1,666円〜5,000円)と決して高価なわけではありません。大きいアイテムで175ドル(約2万円弱)ほどです。
     
    購入者から植物についての質問が頻繁に寄せられるため、Instagramのメッセージングで対応していると、映画を見ているときにボーイフレンドから「お客さんにメッセージを送るのをやめろ」と注意されることもあるといいますが、「緊急なの」と、オソフスキーさんは顧客とのやり取りを楽しんでいるようです。
     
    今のところは店はローカルにとどめておきたいとのことですが、やがてはビジネスを更に広げていく方向に向かっていきたいとオソフスキーさんは語っています。
     
     
    Source:DirtQueenNYC/Instagram via The Verge
    Photo:haru__q/Flickr
    (lexi)

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