行方不明のサウジ反政府記者、自身の殺害音声をApple Watchで録音か

サウジアラビア人の反政府記者ジャマル・カショギ氏が行方不明になった件で、同記者が殺害される際の音声をApple Watchで録音していたとする報道が注目を集めています。
亡くなり際にApple Watchで音声録音か
殺害されたとみられているのは、サウジアラビア政府を批判してきたジャマル・カショギ氏です。同氏はトルコのサウジアラビア総領事館を訪れたあとに行方不明となったことから、政府関係者によって館内で殺害されたのではないかとして、国際的な問題に発展しています。
これについてトルコの現地新聞Sabahは、カショギ氏が亡くなる前にApple Watchで録音していた音声記録があると指摘、すでにトルコ当局が入手しており事態の究明にあたっていると報じています。
カショギ氏がApple Watchを愛用していた様子は、5月に開催されたフォーラムでも確認されており、CNNが公開した画像でも、同氏がLTE通信に対応したApple Watch Series 3を身につけていたことが分かります。
なお現時点では、同件に対しAppleはコメントを控えているそうです。
サードパーティアプリで録音可能
時計やヘルルストラッカー、通知受信デバイスとしての注目が高いApple Watchなだけに、搭載されたマイクを通して録音もできることはあまり知られていません。
ボイスメモのような公式アプリは存在しませんが、サードパーティが提供しているApple Watch用のボイスレコーダーアプリを使えばバックグラウンド録音も可能です。
Source:CNN,毎日新聞
(kihachi)