初のインド製iPhone、静かに発売。価格は従来と同額

インド製iPhone SE
 
インドで組み立てられたiPhone SEの販売が開始されました。発売に合わせた特別な発表もなく、価格は輸入されていた時と同額のままです。

初のインド製iPhone発売

Appleは5月中旬、インド国内でiPhoneの組み立てを開始したことを認めていました。1か月あまり経って、Appleの主要サプライヤーの1社、Wistronが組み立てを担当したiPhone SEが、インド国内の販売店の店頭に並び始めました。
 
インド製iPhone SEの背面には、「Designed by Apple in California」の後に「Assembled in India」の文字が刻まれています。

価格は従来と同額

インド国内での製造によって、iPhoneの販売価格が下がるのではないかと期待されていましたが、Appleはインド国内でも、為替変動と税率だけを反映した世界共通の価格を導入しています。
 
ただし、Appleは最終製品の組み立てだけでなく、iPhoneの製造に必要な部品もインド国内で製造することで部品輸入時の関税を回避し、iPhoneの販売価格引き下げにつなげる計画もあると報じられています。

インドのモディ首相はティム・クックCEOらと会談

インド国内でのiPhone製造は、外国企業が直営店を設置するためには製品の30%以上がインド国内で製造されていることが条件となる、製造業保護を目的とした法律の要請によるものでした。
 
インドのモディ首相は現在、アメリカを訪問中で、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)ら経済界のリーダーたちと会談し、インド国内への投資促進をアピールしています。
 
 
Source:Indian Express, 9to5Mac
(hato)

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