新MacBook Proで仮想ソフトからWindows起動すると異常なノイズが発生

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新型MacBook Pro(late 2016)で、Windows向け仮想化ソフトであるBoot Campを使用するとノイズが発生するという不具合が、一部のユーザーから報告されています。このノイズを放置しておくと、スピーカーが物理的に損傷を受ける可能性もあります。

新MacBook Pro特有の問題か

ニュースサイトApple Insiderによると、Boot CampでWindowsを稼働させると、周期的なポップノイズが発生するという不具合が、新MacBook Pro(late 2016)ユーザーの間で起きているようです。
 
もう1つの人気仮想化ソフトであるPararellsや、その他のソフトでは同様の問題が報告されていないこと、他のmacOSを搭載したMacBook Proでは不具合が発生していないことから、Boot Campと新型MacBook Pro特有の問題だとみられています。

理由はオーディオドライバーが古いから

はっきりとした理由は分かっていませんが、Boot Campに搭載されているWindowsのオーディオドライバーが古いことが原因ではないか、とApple Insiderは示唆しています。
 
最近ではBoot Campよりも先述したPararellsの方が人気を博しているため、QuickTime for Windowsの時と同じくアップデートがなおざりになっていた可能性は否めませんが、ポップノイズを出したまま使用し続けていると、スピーカーに物理的ダメージが蓄積され、左右の音量が異なる、音量が50%を超えると音が歪むといった現象が起こる可能性が指摘されています。

当面の対策はヘッドホンを繋ぐこと?

なお応急処置として、ヘッドホンジャックにヘッドホンや外部スピーカーを挿し、内蔵スピーカーからの音声再生を避ける方法が推奨されています。
 
また一部のユーザーからは、11月15日にリリースされたRealtek HD Audio Driver version 6.0.1.7989をインストールすることで改善されたという報告も出ていますが、いずれにしても公式アップデートによる対策を待つ必要がありそうです。
 
 
Source:Apple Insider,Realtek HD Audio Driver version 6.0.1.7989
(kihachi)

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