Xiaomi、顔認識技術の精度で世界トップに立つ

xiaomi トップ
 
中国ベンダーXiaomiが、ディープラーニングを用いて、顔認識の精度を比較したテストで世界トップに立ちました。

中国スマートフォン企業が世界基準でトップに立つ

XiaomiのCEOであるLei Jun氏は15日、自社が開発した顔認識システムがFDDBというプラットフォームで世界一になったことを明らかにしました。FDDBとは、マサチューセッツ大学が提供するFace Detection Database(顔認識データベース)と呼ばれるデータセットで、世界で最も権威のあるプラットフォームとされています。
 

 
Xiaomiは今回、「深層畳み込みニューラルネットワーク」と呼ばれる機械学習アルゴリズムを用い、人間の顔とそうでないものを学習させることによって、顔の位置や大小といった要素をコンピュータに正確に見分けさせることに成功しています。
 
下の図ではXiaomiが誤検出数(横軸)の少なさと検出率(縦軸)の高さにおいて、トップを占めていることが示されています(曲線の曲がり具合が急であるほど優秀)。
 

アップルも技術を開発中

顔認識システムについては、Xiaomiに限らずアップルやFacebookなども技術の開発にしのぎを削っています。特にアップルは昨年にも、リアルタイム顔キャプチャ企業Faceshiftを買収したばかりです。
 
アップルに限って言えば、クラウド上にある写真を使って顔認識技術を向上させるつもりはないことが、今年のWWDCで明示されましたが、ユーザーから寄せられた膨大な画像データをどう「調理」するかは、それぞれの企業に委ねられています。
 
 
Source:鳳凰科技
(kihachi)

モバイルバージョンを終了