Apple、退職した初代iPhoneの開発者を呼び戻す!ヘルスケア部門の責任者に

Evan Doll氏
 
Appleが、ヘルスケア部門の責任者に、初代iPhoneのソフトウェア開発に携わり、ニュースアプリFlipboardを共同創業したエヴァン・ドール氏を招き入れたことが分かった、と米ブルームバーグ紙が報じています。

初代iPhoneのソフトウェア開発者を呼び戻す!

エヴァン・ドール氏のLinkedinプロフィールから、同氏が7月にAppleのヘルスケア関連ソフトウェア開発の責任者の職に就いていたことがわかりました。具体的な職務内容などは明かされていません。
 
ドール氏は、2003年から2009年にかけてAppleに在籍し、ソフトウェアエンジニアとして初代iPhoneのソフトウェア開発に携わりました。Appleを退社後はニュースアプリのFlipboardを共同創業しています。
 
2015年にAppleがサービスを開始したNewsアプリ(日本では未提供)のインターフェイスはFlipboardと似ており、対比されて語られることも少なくありませんでした。同年9月、ドール氏はFlipboardを去り、シリコンバレーのベンチャーキャピタル、Redpoint Venturesに客員起業家(Entrepreneurs in Residence)として在籍していました。

ヘルスケアに注力するApple、来年には新デバイス発売か

Appleは、最近ヘルスケア分野に力を入れています。
 
HealthkitやResearchkitといったアプリ開発プラットフォームの提供をはじめ、Apple Watchのヘルスケア関連機能は次期watch OSでさらに進化するとみられています。
 
また、初代iPhone 発売から10周年の節目となる2017年には、Apple Watchとも違う全く新しいヘルスケア用デバイスを発売する、との報道もあります。
 
Apple快進撃のきっかけとなった初代iPhoneのソフトウェア開発者を呼び戻してヘルスケア関連の責任者に据えたことから、この分野に本気で取り組むAppleの姿勢が伺えます。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:MacRumors
(hato)

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