iPhone17シリーズが販売好調維持、Android向けチップメーカーの売上が大幅減

サプライチェーン関連情報として、iPhone17シリーズの販売が引き続き好調に推移していることが、Androidスマートフォン向けチップを供給するQualcommおよびMediaTekの出荷減少につながっていると報じられています。
販売台数は前年同期比で約23%増加
iPhone17シリーズは、ベースモデルのiPhone17にもProMotionテクノロジー対応のOLEDディスプレイを採用し、最高120Hzのリフレッシュレートに対応したことが大きな特徴です。
さらに、iPhone17 Proシリーズではリアカメラバンプを横長デザインに刷新し、背面デザインに明確な変化を加えた点も評価されています。
こうした改良が奏功し、2026年第4四半期(10月〜12月)の販売台数は、前年同期(2025年第4四半期)と比べて約23%増加したと報告されています。
米国と中国でiPhone17シリーズが好調
今回の販売増加の背景には、米国および中国という主要市場での好調な販売動向があるとみられます。
2024年12月の米国におけるiPhoneモデル別販売比率
米国では、2024年12月時点でのiPhoneモデル別の販売構成比は次のとおりでした。
- iPhone16:21%
- iPhone16 Plus:8%
- iPhone16 Pro:16%
- iPhone16 Pro Max:23%
2024年秋に発売されたiPhone16シリーズが、合計68%を占めていました。
2025年12月の米国における販売比率の変化
これが2025年12月になると、構成比は次のように変化しています。
- iPhone17:22%
- iPhone17 Pro:25%
- iPhone17 Pro Max:27%
いずれのモデルも前世代からシェアを伸ばしていますが、iPhone17 Proの伸びが特に顕著です。この3モデルだけで全体の74%を占めています。
さらに、比率は小さいもののiPhone Air(表記上は17 Air)も約6%を占めており、これを含めると2025年秋モデル全体で80%に達します。
このことから、米国ではiPhone SEシリーズやiPhone14/15シリーズからの買い替えが、iPhone16eも含めて順調に進んでいると解釈できます。

中国ではiPhone17が人気モデルに
米国ではiPhone17 Proが大きな伸びを示した一方、中国市場ではベースモデルのiPhone17が特に人気と報告されています。
これまでAndroidスマートフォンを選択していたユーザー層が、iPhone17へ乗り換えた割合が高いとみられています。
ミドルハイのAndroidスマートフォンも販売減少
この影響は、iPhoneのProシリーズと競合するハイエンドAndroidスマートフォンだけでなく、特に中国市場においては、iPhone17と競合するミドルハイレンジのAndroidスマートフォンの販売減少としても表れています。
これらの価格帯では、
- ハイエンドモデル:Qualcomm Snapdragon 8シリーズ
- ミドルハイモデル:MediaTek製SoC
が多く採用されていました。
MediaTekへの影響は限定的との見方
ただし、Androidのローエンド価格帯に相当するiPhoneは存在しないため、このセグメントで高いシェアを持つMediaTekへの影響は、Qualcommと比べると相対的に小さいと考えられます。
結果として、iPhone17シリーズの販売好調は、Android向けチップ市場の構造にも影響を及ぼしつつある状況が浮き彫りになっています。
Photo:Apple Hub/Facebook, Vadim Yuryev(@VadimYuryev)/X

