iPhone Airの売上状況は?沈黙を貫くティム・クックCEO

ティム・クック

Appleの2025年度第4四半期(7月〜9月期)の業績発表が行われました。発表の焦点はiPhone17シリーズの売上動向でしたが、シリーズ全体は堅調とみられる一方で、iPhone Airだけは不透明感が指摘されています。

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だんまりを決め込んだクック氏

決算説明会では、アナリストがiPhone Airの売上状況を直接質問しましたが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は明言を避けました。Appleはモデル別の販売台数を公表しない方針のためと見られますが、少なくともiPhone Airに関しては詳細を語りたくなかった可能性も否定できません。

iPhone Airの売上は問題ないとする見方と、もうすぐ減産が始まるとする見方が併存しています。実際のところはどうなのでしょうか。

mini/Plusの二の舞に?

iPhone Airの伸び悩みが本当だとすれば、かつての「mini」や「Plus」の立ち位置を想起させます。


「mini」はiPhone12/13で投入され、一部に根強い支持があったものの販売面で振るわず、iPhone14シリーズで廃止されました。その後は「Plus」がiPhone14〜16で展開され、iPhone17シリーズからは新たに「Air」が加わっています。

iPhone16シリーズでもPlusの売れ行きは伸び悩む

iPhone16シリーズでは、年初時点でiPhone16が全スマホモデル中トップの売れ行きを示し、次いでiPhone16 Pro Max、iPhone16 Proが続きました。一方、iPhone16 Plus10位にとどまり、相対的に見劣りする結果でした。


この“4番目のモデル”のポジションは、ラインナップ上の必要悪とも言えます。実際、iPhone15シリーズでも、2024年初頭にはPlusが前年の標準モデル(iPhone14)より売上で下回っていました。

iPhone Airは“売上以上”の意味も?

iPhone Airは、近年のiPhoneには少なかったハードウェア面の革新(とくに薄型化)を体現したモデルとして肯定的に受け止める声があります。さらに、その薄型設計は将来的な折りたたみiPhoneへの布石と見る向きもあります。

売上動向に一抹の不安は残るものの、プロダクト戦略上の意義は小さくありません。現時点では、推移を冷静に見守るのが妥当だと考えます。

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