iOS26、ロック画面でアートワークが動く新機能、他社アプリにも開放

iOS26では、iPhoneのロック画面に再生中のアルバムアートワークのアニメーションを表示可能になります。この機能は、Apple Musicだけでなく、サードパーティ製アプリにも提供されています。ロック画面を華やかに彩るこの機能は、音楽以外のアプリにも広がる可能性があります。
iOS26ではiPhoneのロック画面にアニメーションアートワークを表示可能
Appleは先日の世界開発者会議(WWDC25)の基調講演で、iOS26では、Apple Musicで再生中のアルバムアートワークのアニメーションをロック画面に表示可能になると発表していました。
基調講演では、ロック画面にアートワークが大きく表示され、その上にリキッドガラスデザインの半透明な操作パネルが重なるデザインが紹介されました。
なお、Apple Musicのアートワークをアニメーション表示できる機能は、2020年12月に公開されたiOS14.3で実装されています。
Apple、ロック画面のアニメーション表示機能をAPIで公開
Appleは、この機能を「MPMediaItemAnimatedArtwork」というAPIで公開しており、サードパーティのアプリ開発者がアプリにこの機能を組み込むことが可能となっています。
アプリ開発者がこの機能に対応すれば、Apple MusicのライバルであるSpotifyなどの音楽再生アプリでも、iPhoneのロック画面にアートワークのアニメーション表示ができるようになるかもしれません。
音楽以外にラジオ、オーディオブックなどのアプリの対応にも期待
ロック画面にアニメーションアートワークを表示する機能は、音楽以外にもオーディオブックやラジオアプリなどにも搭載可能なはずです。
サードパーティ製アプリでアートワークをロック画面に表示できるようになるのは、iOS26の正式版公開を待つ必要があります。iOS26は、現在は開発者向けベータが提供されており、一般ユーザー向けの正式版はこの秋に公開予定です。
iOS26では、画面デザイン刷新のほか、iPhoneのカメラレンズが汚れていると清掃を促す機能など、多くの新機能が追加されます。また、iPhoneとAndroidとの間でeSIMの相互転送も可能になります。
迷惑電話防止機能や、メッセージのリアルタイム翻訳機能などはiOS26の公開当初から日本語でも利用可能となります。このほか、iPhoneの空き容量が少なくてもiOSの自動アップデートが可能になるようです。
Source: 9to5Mac