Appleが衛星通信対応ケースの特許を取得、圏外でのウェブ閲覧実現に期待

Appleが新たに「衛星通信対応」ケースの開発を進めていることが海外メディアによって明らかになりました。
これはフェーズドアレイアンテナを備えた取り外し可能なケースとのことです。
今までの衛星経由の緊急SOS
携帯電話の電波が届かない圏外からでも、高度500〜2000kmの宇宙を飛ぶ人工衛星と直接通信してSOSを発信できる機能。
現在のiPhoneの衛星SOS機能は、短い時間内に手動で端末の角度を正確に合わせ、短いテキストデータを送信していました。
これはiPhone内蔵のアンテナでは表面積が小さく、電力が限られていたからです。
そのため衛星が動くと接続が簡単に途切れてしまいました。
この課題を解決するために、現在Appleが特許を取得し開発を進めているのが「フェーズドアレイアンテナ内蔵の着脱式ケース」です。
電波の飛ぶ方向を電子的にコントロールできる、無数の小さなアンテナを敷き詰めた技術のこと。
フェーズドアレイアンテナ内蔵の着脱式ケースの重要性
現在の通信業界は、「スマートフォン単体で直接衛星と通信する技術」の実現へ動いています。
しかしスマホ単体での衛星通信が実現しても、端末内蔵の小さなアンテナでは通信速度や安定性に限界が生じるでしょう。
Appleが開発するこのケースは、複数のアンテナ素子を連携させて電波を増幅させるため、単体通信以上に安定した通信環境が手に入ります。
フェーズドアレイアンテナ内蔵のケースが実現すれば、通信業界の技術と合わせて緊急時に最も安心できるスマホになるはずです。
遭難の心配が低下
この着脱式ケースが実現すれば、登山や海釣りなどのアウトドアレジャーにおいて「連絡が取れなくなる」リスクが減ります。
天候の急変時にもリアルタイムで雨雲レーダーなどを確認できるため、情報不足による遭難事故の発生率を大幅に減らすことにつながります。
フェーズドアレイアンテナ内蔵の着脱式ケースは子供にも有効な選択肢
「衛星通信対応」の着脱式ケースは、子供の安全面でも心強い味方になってくれます。
万が一の災害で地域の通信網がダウンした状況でも、保護者が位置情報を把握し連絡を取れる可能性が高まるからです。
携帯ショップの相談において、子供にスマホを持たせる理由で最も多く挙がられるのが「緊急時の連絡用」です。
フェーズドアレイアンテナ内蔵の着脱式ケースが実現すれば、お子様の安全を守るための新しい備えとして、iPhoneも1つの選択肢となるでしょう。
Photo:苹果手机壳专利让 iPhone / iPad 直连卫星群:不仅能救命,还能刷网页 – IT之家

