Apple Intelligence中国提供へ前進!当局への登録完了

Apple Intelligenceが中国でのサービス提供開始に向け、大きく前進したことが明らかになりました。中国のサイバースペース規制当局への登録が完了したと報じられており、長らく難航していた中国展開が、いよいよ現実味を帯びてきたようです。
AlibabaとBaiduが中国展開を支援
中国版Apple Intelligenceの提供にあたり、Appleは中国企業のAlibabaおよびBaiduと協力しています。
報道によると、Alibabaの生成AIモデル「Qwen」が、iOS、iPadOS、macOS、visionOSを搭載するApple製品向けに組み込まれます。Baiduも、中国のiPhoneユーザー向けにAI機能を調整するため、Appleと協力しているとのことです。
中国では消費者向け生成AIサービスを提供する際、当局による認可が必要です。そのためAppleは、現地の規制に対応する目的で中国企業との提携を進め、Apple Intelligenceの提供に向けた準備を続けてきました。
ただし、今回明らかになったのは中国当局への登録が完了したという段階であり、具体的なサービス開始日は発表されていません。
中国でのiPhone販売を後押しするか
中国はAppleにとって重要な市場の一つですが、HuaweiやXiaomi、OPPOなどの競合メーカーは、すでに独自のAI機能をスマートフォンに導入しています。
Apple Intelligenceを利用できないことは、中国市場におけるiPhoneの弱点の一つとみられてきました。そのため、正式なサービス提供が始まれば、競争力の向上や買い替え需要の拡大につながることが期待されます。
Appleの中国におけるiPhone出荷台数は、Apple Intelligenceの導入前である2026年第2四半期にも前年同期比で約24%増加したと報じられています。AI機能が加われば、今後の販売をさらに後押しする可能性があります。
なお、欧州連合(EU)では、Apple Intelligenceの多くの機能がすでに対応するiPhone、iPad、Macで利用できます。一方、iOS27などに搭載される新しいSiri AIについては、デジタル市場法への対応を理由に、EUでの提供が当初見送られる予定です。
Source: Reuters
