iPhone Foldは319,800円?折りたたんだ際に最も厚い部分は15mm程度か

Appleが2026年に発表すると噂の折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)に関する最新情報を、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」の有料購読者向け質疑応答コーナーで報告しています。
iPhone Foldの販売価格は、歴代iPhoneで最高額になる見込みです。
また、iPhone Airの本体の厚さとリアカメラ部を含めた厚さから、iPhone Foldのリアカメラ部を含めた厚さを試算してみました。
iPhone Foldの販売価格はiPhone Air 2台分?
折りたたみOLEDディスプレイのサイズがGalaxy Z Fold7よりも小さいことが理由か、部品原価はGalaxy Z Fold7よりも安いとの噂もあるiPhone Foldですが、ガーマン記者は安くても2,000ドル〜とこれまで販売されたiPhoneと比べてかなり高額になると予想しています。
米国では、iPhone Airの256GBモデルが999ドルで販売されており、iPhone Foldの2,000ドルという予想価格はiPhone Airの256GBモデルのおよそ2台分ということになります。
iPhone Airの256GBモデルの日本での販売価格は税込159,800円ですので、その2台分だとするとおよそ税込319,800円がiPhone Foldの最安モデルの販売価格ということになると試算されます。
iPhone Foldの量産はインドだけではなく中国でも行われる?
iPhone Foldの開発と試作は台湾で行われ、量産はインドで行われることになると最近報じられたことについてガーマン記者は、全数がインドで製造されることはなく、Foxconnの中国の工場でも製造されると報告しています。
iPhone AirはiPhone Foldの開発で得られた技術を活用?
iPhone Foldは、iPhone Airに搭載された薄型高密度バッテリーセルやチタニウム合金製フレームなどを導入すると噂されています。
そのため、iPhone AirはiPhone Foldの開発過程で得られた知見や技術を先行導入しているとの意見もあります。
iPhone Foldの本体の厚さは、ディスプレイ展開時に4.5mm程度と噂されていますが、この薄さはiPhone Airのようにリアカメラバンプ下にロジックボードなどを集中配置することで実現するのかもしれません。
iPhone Foldのリアカメラ部の厚みをiPhone Airの外寸から試算
iPhone Airの本体の厚さは5.46mmなのに対し、リアカメラ部の厚さは11.32mmとShrimpApplePro ずっと真夜中でいいのに氏(@VNchocoTaco)が報告しています。
同氏が投稿した資料には、背面パネルからリアカメラのレンズの先端までの高さ(厚み)は5.68mmと記されています。
この数値を参考にすると、2眼になると噂のiPhone Foldを折りたたんだ際の本体の厚さが9mm〜9.5mm程度に収まっても、リアカメラ部のレンズの先端までを含めると、本体厚は14.68mm〜15.18mm(本体の厚さ9mm〜9.5mm+リアカメラの高さ5.68mm)程度になる可能性があります。
その場合、折りたたみOLEDディスプレイを展開した際の、リアカメラ部のレンズの先端までを含めた本体の厚さは、10.18mm(本体の厚さ4.5mm+リアカメラの高さ5.68mm)になると試算されます。
Source:Power On/Bloomberg
Photo:Apple Hub/Facebook