開催目前のWWDC25で、AppleがAI関連の発表を控えめにする理由

世界開発者会議（WWDC25）まで1週間あまりと迫っていますが、今回の発表ではApple Intelligenceに関する内容は控えめとなり、発表内容は絞り込まれるだろう、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。同氏は、ハードウェア新製品が発表される見通しについても言及しています。

Apple、昨年の反省から発表内容を絞り込む？

世界開発者会議（WWDC25）は、日本時間6月10日（火）午前2時からの基調講演で開幕しますが、WWDC25ではApple Intelligenceに関する発表は控えめになるだろう、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで報じています。

Appleは、昨年のWWDC24でApple Intelligenceに多くの時間を割いて華々しく発表したものの、実際にはそれらの技術の多くは準備ができておらず、秋のiPhone16シリーズ発売の時点で提供することもできず、信頼を失ってしまいました。

そこで今年のWWDC25では、秋に提供できる見通しの立った機能を優先して発表する計画だ、とガーマン氏は伝えています。

WWDC25でハードウェア新製品の発表は？

過去には、WWDCでハードウェア新製品が発表された事例がありますが、今年のWWDC25では新製品発表はないだろう、との見解をガーマン氏は伝えています。

Appleが次にハードウェア新製品を発表するのは、iPhoneやApple Watchなどを発表する秋のタイミングになるようです。

Source: Power On/Bloomberg