iPhone17の衝撃〜SamsungがGalaxy S26の設計と価格を見直しか

Samsungは、iPhone17の販売台数が想定以上に好調であることを受け、2026年初頭に発売予定のGalaxy S26について、設計と販売価格の再検討を進めている模様です。
背景には、iPhone18発売後にiPhone17が値下げされる可能性が高く、市場競争が一段と激化するとみられている点があります。
iPhone17の販売台数急増にSamsungが危機感
iPhone17は799ドル〜、日本では税込129,800円〜で販売されています。
Galaxy S26の価格は前モデルのGalaxy S25と同程度となる見込みで、米国では759.99ドル、日本では税込129,000円前後が予想されていました。
しかし、iPhone16シリーズとは異なる規模の販売台数増加を見せるiPhone17に対し、Samsungは強い危機感を抱いているとされています。
iPhone18発売後、iPhone17は税込114,800円〜に値下げの可能性
iPhone18が登場した場合、iPhone17は699ドル〜、日本では税込114,800円〜に値下げされる可能性があります。
この値下げが実現すると、Galaxy S26はその直後から価格面での優位性を失う懸念があり、今回の価格見直しの一因となっているようです。
ただし、iPhone18の発表時期が2026年9月ではなく2027年春になる場合、値下げされたiPhone17と競合するのは2027年初頭に発売されるGalaxy S27になる可能性があります。
iPhone17が120Hz対応に〜差別化ポイント消失の打撃
iPhone16までであれば、同価格帯ながらiPhoneの最大リフレッシュレートが60Hzに留まっていたため、Galaxy Sシリーズは120Hzの滑らかな表示を強みとして訴求できました。
しかし、iPhone17ではProMotionテクノロジーが搭載され、最大120Hzに対応したため、Android陣営が長年武器としてきた“高リフレッシュレート”による差別化は実質的に困難になりました。
サプライチェーン関係者は、
「AndroidメーカーがiPhoneと同価格帯で訴求できた最大の差別化ポイントが失われたことは大きな痛手」
と指摘しています。
DRAM価格高騰でGalaxy S26の価格戦略はさらに難航
Samsungは、DRAM価格の高騰によるコスト上昇を背景に、Galaxy AI対応のサーバー整備などへ投資の回収が困難になっており、Galaxy S26シリーズの値上げも検討していました。
しかし、iPhone17が魅力的な仕様と価格設定で大幅な販売増を記録したことで、値上げは更に困難な状況になっています。
かといって価格維持すれば利益率が低下するため、Samsungは極めて難しい判断を迫られているとみられています。
Galaxy S26の仕様面の改善も期待されますが、販売価格を維持したままそれを実現するのは困難と予想されています。
Photo:Apple

