iPhone Air、遅れて発売された中国での人気は?製造体制の今後はどうなる

他国よりも遅れて2025年10月22日に発売されたiPhone Airの中国での動向が、各方面から報告されています。
市場規模の大きい中国での需要は、今後のiPhone Airの製造体制に大きな影響を与えるとみられており、「大幅に減産される」という予測と「製造規模は変わらない」という正反対の見方が伝えられています。
中国での初期需要は限定的
10月22日の発売日当日には、中国各地のApple Storeを訪れるユーザーが増加したものの、行列ができるほどの混雑は見られなかったとの報告が多く見受けられます。
また、iPhone Airを目当てに来店した多くのユーザーは、その薄型デザインを興味深そうに確認するだけで、購入には至らなかった模様です。
人気の中心はiPhone17からiPhone17 Proに移行
実際に販売が好調だったのはiPhone17 Proで、iPhone Airよりも高価なモデルであるにもかかわらず売れ行きが良く、Appleの売上高増加に大きく貢献しているとみられます。
中国では特にiPhone17の販売が好調と報告されていましたので、人気の中心がiPhone17 Proに移行した可能性があります。
iPhone17の発売初期に注文したユーザーの多くは、ベースモデルに最大リフレッシュレート120HzのOLEDディスプレイが搭載されていたのを待っていた層か、購入価格を安く抑えたいユーザーが多かったことが考えられます。
中国の状況をうけ、今後の製造体制はどうなる?
遅れて発売された中国市場でiPhone Airの需要が伸び悩んでいることから、「大幅に減産される」という見方が再び強まっています。
一方で、「製造規模は維持される」とする意見もあり、こちらは「Proシリーズを除くモデルは、発売直後ではなく時間の経過とともに安定的に売れる」という傾向を根拠にしています。
そのため、年明け以降の販売動向が試金石となるでしょう。
iPhone Air 2発売に向けて取り得る施策はあるのか
Appleは2026年秋に、後継モデルのiPhone Air 2を発売するとの噂があります。
その場合、iPhone Air 2はiPhone Airの基本デザインを維持すると思われますので、取り得る人気回復策は多そうにありません。
Photo:China

