8月のパッチでWindows 11のCPUとRAM使用率が異常に高くなる不具合発覚

Windows 11の画像

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Windows 11に8月の定例パッチ「KB5016629」を適用すると、CPUやRAMの使用率が異常に高くなる可能性があることがわかりました。
 
Microsoftもこのことを公式に認めています。

日本語を含むファイルをXPSビューアーで開けない不具合

この不具合は、XPSビューアーで日本語を含む一部の非英語言語のXPSドキュメントを開けないというものです。
 
XPS形式以外に、OXPS形式のファイルでも同じことが起きます。
 
この不具合に当たった場合、このページは表示できませんというエラーメッセージが表示され、さらにCPUとRAMの使用率が大幅に増加するそうです。
 
Microsoftはこの不具合を公式に認めており、
 

エラーが発生すると、XPSビューアーを閉じなければ、予期せず終了する前に最大 2.5 GB のメモリ使用量に達する可能性があります。

 
としています。
 
回避方法はなく、Microsoftは「今後のリリースで更新プログラムを提供いたします」としています。
 
ただ、XPSビューアーはWindows 10のバージョン1803以降では標準状態ではインストールされておらず、ほとんどのホームユーザーには影響がないとのことです。

そもそもアップデートが適用できないユーザーも

KB5016629については、そもそもインストールできないユーザーも多くいるようです。
 

2022-08 Cumulative Update for Windows 11 for x64-based Systems (KB5016629) – fails to update with error Install error – 0x80073701

 
というメッセージが表示されるそうで、Feedback Hub上には多くの報告があがっています。
 
こちらについてはMicrosoftは公式の見解を出していません。

 
 
Source: Microsoft via Windows Latest
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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