Apple、長期間アップデートしていないアプリをApp Storeから削除すると勧告

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Appleは、2年以上アップデートされていないアプリApp Storeから削除することを進めており、開発者たちはアプリの削除勧告のメッセージを受け取っている、と報じられています。

アップデートの猶予期間は30日

Protopop Gamesの開発者のロバート・カブエ氏(@protopop)は、Appleから自身に届いたというメールの内容をソーシャルメディアで共有しています。
 

App Store改善のお知らせ
 
このアプリは相当期間更新されておらず、30日以内に販売停止になる予定です。すでにアプリをダウンロードしたユーザーは、このアプリを利用するために何もする必要はありません。
 
30日以内にアップデートを提出し、審査を受けることで、このアプリを新しいユーザーがApp Storeから発見してダウンロードできるように維持することができます。
 
30日以内にアップデートが提出されない場合、このアプリは販売されなくなります。

 


 
FlickTypeという視覚障害者のためのApple Watchのキーボードアプリを開発したコスタ・エレフテリウ氏(@keleftheriou)は、2年間アップデートされていなかったという理由でApp Storeからアプリが削除された、と報告しています。
 


 
開発者のエミリア・レイザー=ウォーカー氏(@lazerwalker)も、同じくAppleから「App Store改善のお知らせ」のメールのを受け取ったと報告しています。
 
同氏は、「ゲームはすでに完成している場合もあり、数年前に完成版となったアートワークはアップデートを受ける必要はない」と、不合理を主張しています。
 

2016年にアプリ削除を発表

Appleは2016年に、放置されているアプリの削除を開始すると発表しており、「App Storeの改善」ページで、以下のように記しています。
 

ニーズに合った高品質なAppをユーザーが簡単に見つけられるようにするため、Appleでは、App Storeで配信されるAppがすべて最新の状態に保たれ、正常に機能しているものになるよう努めています。そのため現在、Appの評価、正常に機能しなくなったAppや最新の審査ガイドラインに準拠していないApp、古くなったAppを削除するプロセスを実施しています。

 
 
Source:The Verge, Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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