カメラ用イメージセンサー市場、ソニーがトップシェアを維持も他社が猛追~2022年

カメラ用イメージセンサーの画像

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2022年のカメラ用イメージセンサー(Camera Image Sensor、CIS)市場もソニーがトップシェアを維持するという予測が発表されました。
 
一方でSamsungやOmniVisionが猛追しており、ソニーとの差は縮まるとみられます。

ソニーが39.1%のシェアでトップになる予測

調査会社のCounterpointによると、2022年のCIS市場はソニーが39.1%の収益シェアを獲得し首位を維持するとのことです。
 
2022年のCIS市場シェア
 
AppleのiPhone13シリーズにもソニー製のCISが搭載されています。
 
しかしながらその年間成長率は3%と市場平均の7%を下回る予測となっています。
 
一方、2位のSamsung(24.9%)と3位のOmniVision(12.9%)は大きく収益を伸ばすとみられ、ソニーとの差が縮まる見込みです。
 
これら3社でCIS市場全体の77%の収益シェアを占めると予測されています。

携帯電話向けが71.4%を占めるCIS市場

分野別に見るとスマートフォンを含む携帯電話向けの収益シェアが71.4%と圧倒的な割合です。
 
CIS市場の分野別シェア
自動車向けが8.6%、監視用途が5.6%と続きますが、携帯電話以外は10%にも満たない割合です。
 
ただ、自動車向けは今後インテリジェント化、コネクティッド化、自動運転化などが進むため、カメラの搭載数が増え、CISの需要が増えると見込まれています。

 
 
Source: Counterpoint
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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