特集
インフォメーション
第4のキャリアとしてスタートした楽天モバイルは、まだ十分でない基地局数を補うため、auの回線をパートナー回線としてローミングで利用しています。
しかしながら、基地局数が十分になった地域からローミングの終了を進めており、10月1日からは新たに23の道県でローミング終了が順次おこなわれることが発表されました。
新たにローミング終了が発表されたのは以下の道県です。
このうち、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県については、2023年3月末にかけて原則切り替え予定とのことです。
これで、すでにローミング終了が進められている16都府県とあわせ、47都道府県中39の都道府県でローミング終了が進められることになります。
楽天モバイルはauに対するローミング費用が高いとしており、コスト削減のため、できるだけ早く自社回線に統一できるよう基地局整備を進めています。
しかしながら、2021年夏までに自社回線エリアによる人口カバー率を96%以上にする目標については、世界的な半導体不足により2021年以内に後ろ倒しされました。
また、2020年度の楽天グループの通期決算においては、楽天モバイルの設備投資が負担となり赤字になったことが発表されています。
一方、Rakuten UN-LIMIT VIとMVNOサービスの合計契約数が500万回線を超えたことも発表し、順調に契約数が伸びていることをアピールしています。
Source: 楽天モバイル
(ハウザー)
本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。