iPhoneで“吃音”と入力すると酔っ払った顔の絵文字が出現〜ユーザーから抗議の声

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iPhoneで“stammering(吃音)”と入力するとWoozy Face(酔っ払った顔)の絵文字が出るのは適当でない、と吃音者を支援する団体から抗議の声が上がっています。

吃音をジョークとして扱うことは許されない

STAMMA(英国吃音者協会)は、Appleデバイスで“吃音”と入力した際に酔っ払った顔の絵文字が表示されることについて、プレスリリースを発表しました。
 


 
STAMMAによれば、メッセージアプリで“stammering”という単語を入力すると、iPhoneやiPadに“🥴”の絵文字が自動的に表示されることに気付いた数百人の会員から問い合わせがあったとのことです。
 
この絵文字は、口をくしゃくしゃにしてにやけた表情をした黄色い顔が特徴で、WhatsAppの絵文字では舌が出ています。
 
「どもりは、人によっては話し方の問題です。それをジョークとして扱うことは、侮辱することになります」と、STAMMAの最高経営責任者(CEO)ジェーン・パウエル氏はコメントしています。
 
STAMMAの世論調査では、子供の8%が何らかの理由でどもり、大人の約3%が自分はどもっていると思っていることがわかっています。
 
筆者が実際にメッセージアプリで“stammering”と打ってみたところ、確かに酔っ払った顔の絵文字が出てくるのを確認することができました。
 
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Source:STAMMA via Birmingham Mail
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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