スーパーでバナナを買ったら24万円の引き落とし〜Apple Pay支払いで

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英国の女性がスーパーマーケットでApple Payを使ってバナナを1房購入したところ、1,599英ポンド(約24万円)請求された、と英メディアThe Telegraphが伝えています。

追加の確認なしでコンタクトレス決済は完了

女性がバナナを購入したのは英大手スーパーマーケットチェーンMarks & Spencerだった、とThe Telegraphは報じています。
 
同スーパーチェーンでは、バナナ1房は通常1英ポンド(約150円)で販売されていますが、 POS端末装置は1,599英ポンド(約24万円)を指し示していました。The Telegraphによると、この価格相違に問題のApple Pay決済が行われるまで誰も気付かなかったとのことです。
 
「出勤前で急いでいて、いつも通りコンタクトレス決済でセルフレジを利用した。決済はすぐに完了した」と、バーンズさんは振り返っています。
 
「画面上で引き落とし額を確認したとき、すでにレシートが印刷されていて、手遅れだった」
 
バーンズさんがバナナを購入した店舗では、ちょうどレジが壊れていたため、45分ほど歩いて別の店舗に赴き返金してもらう必要があったといいます。
 
「昨今、コンタクトレス決済に大きなイノベーションがもたらされており、多くのフィードバックをお客様からいただいています」と、M&Sの広報担当者はコメントしています。「今回の問題は独立した決済エラーであったことがわかっています。ご迷惑をおかけしたお客様にはお詫びをさせていただきます」

Apple Payに支払い限度額が存在しないのが原因だった?

今回の決済エラーは、Apple Pay支払い限度額が存在しないため起こったとされています。
 
英国では、カードを使ったコンタクトレス決済の支払い限度額は現在50英ポンド(約7,500円)となっていますが、2021年後半に100英ポンド(約1万5,000円)まで引き上げられる見通しです。限度額の引き上げについては様々な意見があり、犯罪者に利益をもたらすだけ、と懐疑的な声もあるようです。
 
 
Source:The Telegraph via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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