iPadとARメガネが空港の安全を担うことになるかもしれない

iPadとスマートグラス

iPadとスマートグラス
 
iPadを活用したセキュリティーソリューションを提供するアメリカのSwordが、ARメガネで有名なVuzixに、ARメガネのVuzix Bladeスマートグラスを1万台発注したことが明らかになりました。今後、ARメガネとiPadを利用して危険物を検知するシステムが、空港やスポーツアリーナなどで大々的に展開されていく見通しです。

VuzixのARメガネ

今回Swordが発注したVuzix Bladeスマートグラスは、既に一般消費者向けに販売されています。
 
iPadとスマートグラス
 
サングラスをかけた時のような暗い視界にならず、スマートフォンと接続して通知を受け取ることはもちろん、写真を撮ったりレンズにナビゲーションを映し出したりと、幅広い使い方が出来ます。
 

 

Swordのモバイルセキュリティーシステム

現在Swordが提供しているセキュリティーシステムは、空港などの施設における利用を目的としており、特殊なケースに入った9.7インチのiPadとVuzix Bladeスマートグラスを接続して運用されています。
 
独自の技術で作られたiPadケースは、銃声や人が隠し持った武器を検出でき、過去のデータから危険人物を特定できるよう顔認証も可能となっています。
 
そして、このシステムで脅威が検出されるとすぐさまスマートグラスに情報が送られます。
 
スマートグラスをかけた人は、視線を下げることなくレンズに映し出された情報を見てすぐに動き出すことができます。
 
iPadとスマートグラス
 
今回、SwordがVuzix Bladeスマートグラスを発注したことは分かっていますが、大型施設に取り入れようとしているシステムの詳細や使用されるiPadの機種等の情報は明らかになっていません。
 
しかし、Vuzix Bladeスマートグラスについているカメラに、顔認証機能を追加して使用している企業もあることから、今後はスマートグラス側からもiPadに情報を送り、それをiPadが解析するといった仕様もありえます。
 
いずれにせよ、SwordとVuzixの技術を掛け合わせることで、空港の手荷物検査の形も変わっていくかもしれません。
 
 
Source:AppleInsider
(Vivi)

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