1-3月に北米で最も売れたスマホはiPhone XR〜最新調査

iPhone XR

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2019年第1四半期(1-3月)において、北米で最も多く出荷されたスマートフォンはiPhone XRであったことが、調査会社Canalysの調べで判明しました。

前年同期比18%減の大きな落ち込み

Canalysによれば、2019年第1四半期における北米でのスマートフォン総出荷台数は3,640万台で、過去最高を記録した2018年第1四半期の4,440万台から18%減と、同社がスマホ出荷台数を調査開始して以来最大の落ち込みとなりました。
 
この原因についてCanalysは、iPhoneの売上が芳しくなかったことと、中国ZTEが米国市場から閉め出されたことを挙げています。

最も出荷台数が多かったのはiPhone XR

AppleのiPhone出荷台数は、前年同期比で19%減の1,460万台と不振だったものの、1-3月において北米で最も出荷台数が多かったスマホはiPhone XRでした。
 
Canalysの調べでは、出荷台数首位はiPhone XRで全体の13%(450万台強)、2位がSamsungのGalaxy S10+とS10eでそれぞれ6%(各200万台強)となっています。
 
Canalys

iPhoneには革新的な新機能が必要

またAppleは、出荷台数が前年同期比で19%減少したにも関わらず、北米での市場シェアは40%と首位でした。2位はSamsung(29.3%)、3位はLG(13.3%)、4位はLenovo(6.5%)、5位はTCL(4.0%)と続いています。
 
Canalysは今後のAppleについて、次のように分析しています。
 

(今年秋に)新しいiPhoneの発売を控えているとはいえ、今後数カ月における大きな課題が、最新のiPhone(iPhone XS/XS Max/XR)が十分に差別化されていないという点にあることに変わりはない。2020年に業績を向上させるには、Appleは消費者を感動させられるような、革新的な新機能を盛り込む必要があるだろう。

 
Canalys

 
 
Source:Canalys via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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