Apple ティム・クックCEO、7月28日にLoveloud Festivalで講演

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Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、LGBTの若者へのサポートを促進するイベント「Loveloud Festival」で講演することになりました。このイベントはユタ州ソルトレークシティのライス・エクルズ・スタジアムで現地時間7月28日に開催され、様々なスピーカー、バンド、ダンサーが参加し、クックCEOもその一人として登壇します。

多様性の重要さを認識

Appleは多様性を重んじる企業として知られています。クックCEO自身も同性愛者であることを公言しており、LGBTの権利を擁護するイベントにも積極的に参加しています。今回の講演もこれら一連の活動の一環だと言えそうです。現時点でクックCEOがどのような内容の講演をするかは判明していませんが、LGBTの若者に勇気を与えると同時に社会全体がLGBTへの理解を深める機会になる事は間違いないでしょう。
 
apple watch プライド
 
ちなみにwatchOS4.3.1にはレインボーカラーのウォッチフェイス(プライド)が搭載されています。このレインボーカラーはLGBTの社会運動を象徴するものであり、Appleが多様性を尊重していくこと、そしてその重要さをAppleユーザーにも広く認知してもらおうという意図を示しています。

一部の国では課題も

クックCEOは同性愛者であることを公表した手記の中で「自身がマイノリティであることで、別のマイノリティに属する人が日々、どのような困難にぶつかっているかを知ることができ、人の気持ちを思いやれるようになり、人生が豊かになった」と記しています。また「あるがままに自らの道を歩み、逆境や偏見を克服する自信も得られ、AppleのCEOを務めるうえでとても役に立っている」とも述べています。
 
Apple
 
このようなCEOの経験もAppleの企業の姿勢に大きな影響を与えているのは間違いないでしょう。しかしアラブ首長国連邦(UAE)のようにLGBTに対して厳しい罰則を科す国において、Appleは沈黙を守っています。このような国々でAppleが事業活動を継続し、かつ自由や多様性の重要さを訴えていくには困難な部分もあるかもしれません。非常にデリケートな問題ですが、世界中で事業を展開するAppleにとって解決すべき課題の一つでになっています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Loveloud
(KAZ)

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