Appleのティム・クックCEO、ジョブズ氏の哲学について語る

ティム・クック apple

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Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、Bloombergのインタビューで、故スティーブ・ジョブズ氏の哲学を製品や社屋に今も反映させていることを明らかにしました。

人とは違うことを考え長期的な視野を持つこと

ティム・クックCEOがスティーブ・ジョブズ氏に出会った当時、コンピュータ業界は消費者を捨て去ろうとしていたといわれています。しかしながら、ジョブズ氏は、多くの人々とはまったく異なる方向性で勝負を仕掛けることを決断したとのことです。「一般にストレージとサーバーに投資するのがよいといわれていたとき、ジョブズ氏は消費者に賭けていた」と、クックCEOは当時を振り返りました。
 
クックCEOは、Appleの現在の意思決定プロセスは、短期の利益に基づくものではないことを強調しました。

我々はAppleを長期的に運営している。

「90日間にどれくらいのデバイスが売れるかに固執する考えには驚かされる」と、クックCEOは短期的な業界の在り方に疑問を呈しました。

Apple Parkは人々が偶然出会える場所

インタビューでは、Appleの新社屋Apple Parkについても語られました。クックCEOによれば、Apple Parkもジョブズ氏の哲学に基づきデザインされたようです。
 
「職場は人々が共に働く手助けとなるべきであるとの見方をスティーブは持っていた。共有スペースで人々が協働し、偶然出会えるような場所を思い描いていた」と、クックCEOはジョブズ氏の理想の職場の考えについて述べました。「そこから生まれてくるアイデアと創造性は驚異的なものだ」と、Apple Parkのもたらす従業員への効果について語りました。
 
 
Source:Bloomberg via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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