1タップで5,500円の定期購入が発生…認証悪用のSNS広告に注意

twitter instagram 広告 詐欺
 
TwitterやInstagramといったSNSでは、さまざまなアプリや製品などの広告も表示されます。こうした広告をきっかけに優良アプリを知ることもありますが、なかには悪質な広告も存在します。
 
あるTwitterユーザーが投稿した注意喚起ツイートによれば、広告を一度タップしただけでアプリのオプション課金が発生するアプリ広告が確認されています。

期日までにキャンセルしないと毎週5,500円の請求!

Twitterユーザーの@epitan25さんは5月31日、SNSの悪質なアプリ広告があることを知ったうえで、その画面のスクリーンショットを撮ろうとしたところ、指紋認証されオプション課金が発生したことを投稿しました。
 

 
投稿者のスクリーンショットを見ると、App Storeを通じた購入画面で、「キャンセルするまで自動的に更新されます。現在の登録が2018年6月2日に終了した後に、新しい登録が開始されます。停止するには、次の請求日までに『設定』で『登録をキャンセルする』をタップしてください」とあり、料金の発生は「2018年6月2日以降 ¥5,500/週」となっています。
 
広告をタップして決済が完了した日から6月2日までがトライアル期間となっていて、期間が終了する6月2日までに決済をキャンセルしないと、以降毎週5,500円が請求されてしまう仕組みのようです。

悪質広告のアプリは現在もApp Storeで配信中

悪質広告が確認されたのは、写真加工アプリの「DORA」というアプリです。現在もApp Storeで配信されており、アプリ自体は無料で入手できます。
 

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アプリを起動してみると、エフェクトなどアプリの機能を紹介する短いムービーが繰り返し表示されるだけで、メニューなどは選択できません。唯一タップできた「Free Trial」ボタンを押すと、オプション課金の決済画面が表示されました。おそらくSNSで表示された広告をタップして発生する決済画面は、この画面と同様のものとみられます。
 

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顔認証が採用されたiPhone Xでは、決済時に画面を見ていたら即時決済されるのではなく、サイドボタンをダブルクリックする承認作業があるため、誤って広告をタップしても決済は防ぐことができそうです。

もし購入した場合は設定アプリから必ずキャンセルを

投稿者はまた、間違えて購入登録した場合のキャンセル方法も紹介しています。購入のキャンセルは「設定」アプリから「iTunes StoreとApp Store」の項目を開き、上部のApple ID部分をタップ。次に「Apple IDを表示」を選び、項目を下へスクロールして「登録」をタップし、有効の項目にある悪質広告のアプリをタップして「登録をキャンセルする」で完了です。
 
期日までのキャンセルが間に合わず決済が完了してしまった場合は、Appleサポートへの問い合わせで返金対応が可能な場合があるとのことです。
 

 
Instagramでも同様に悪質な広告が確認されているようで、こちらも登録から数日間は無料トライアル期間としており、トライアル期間終了日に毎週3,400円の定期購入にかわることがわかります。
 

 
 
Source:Twitter
(asm)

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この記事を書いた人

前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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