Apple Watchが隠れた心房細動を発見、心拍センサーで異常を検知


 
Apple Watchユーザーが心拍センサーの警告に従って医師の診断を受けたところ、不整脈の一種である心房細動が発見されたとのことです。

心拍数の異常値から隠れた病気を発見

イングランド北部のコッカーマス在住のケビン・ピアソン氏(52歳)は、父親の通院のためすでに病院を訪れていました。そのとき身につけていたApple Watchの心拍センサーが突如として心拍数161を指し示し、ピアソン氏に警告を発しました。心拍数161といえば、運動中のアスリートよりも高い数値です。
 
まったく症状はありませんでしたが、ピアソン氏はApple Watchの指示に従い、座って数分間心拍数の変化を見ました。心拍数の高まりは引いていき、ピーク値と比べると低くなりましたが、1分間あたり79〜135と高めの数値が続いていました。
 
ペアソン氏はApple Watchが間違っているのではないかとも思いましたが、念の為医師の診断を仰ぐことにします。すると、同氏は心房細動を患っていたことが発覚し、より大きい病院へと送られることになりました。移った病院で病状の深刻さが再確認されました。
 
ペアソン氏はAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)に感謝の手紙を送りました。同氏は今では心拍数が120を超えると警告が発されるようApple Watchを設定しているそうです。
 
「Apple Watchをスケジュール管理、やせるための運動目標の設定などに使用していた」と語るペアソン氏は、「心拍数が高いときに警告してくれるとは思わなかった」と驚きを表現しました。
 
 
Source:The Independent via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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