Google Glassは数年後に戻ってくる?Google幹部がコメント

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Googleは今も拡張現実(AR)に注目しており、技術が熟したらGoogle Glassを復活させる可能性があることをGoogle幹部が明らかにしました。

技術が熟せば製品発表の可能性も

GoogleによるARヘッドセット、Google Glassが一般向けに発売されたのは2014年のことです。目の片方にかかるシースルーディスプレイと呼ばれる透明なレンズに情報が映し出され、テキストを読んだり、動画を見たりすることが可能でしたが、外側に取り付けられたカメラがプライバシーを脅かすとして、わずか1年後にプロジェクト自体がキャンセルされてしまいます。Google史上最も失敗した製品といわれるなど、その評価は高くありません。
 
しかしながら、近年の技術の進歩によりARヘッドセットに再び火がつきつつあります。Intelと秘密主義で知られる米スタートアップ企業Magic LeapがARグラスの開発を進め、MicrosoftのHoloLensは2016年に販売開始となりました。
 
Appleも独自のARヘッドセットを開発していると噂されています。
 
AppleとGoogleの両社はAR機能をすでにモバイル端末に組み込んでいますが、ARの将来は軽量なメガネ型デバイスにあるといわれています。
 
Googleのハードウェア事業のシニア・バイスプレジデントを務めるリック・オステロ氏は、「スマートフォン以外でARを体験できる最善の方法を模索している」と述べ、GoogleがARから手を引いておらず、何らかの形で開発を続けていること明らかにしました。しかしながら製品発表に関しては、「常に様々なフォームファクタ(ハードウェアの仕様を決める要因となるもの)を調査しており、多くの研究を行なっているが、製品をすぐに発表するということはない」と、時間をかけて開発を行なう姿勢を示しました。

(AR)技術が熟すまでにはあと数年を要するだろう。技術が人々の思うようなものになっていくにしたがって、我々は多くの時間をこの分野に投資していくだろう。

 
 
Source:The Telegraph
Photo:Loic Le Meur/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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