2つ穴のDynamic Islandが何度も公式資料に登場〜一体何を意味している?

dynamic island
 
iPhone14 Proシリーズで新たに導入されたDynamic Islandは、今のところ常に1つの穴として見えるようにしか機能せず、2つの穴に分ける設定は存在しませんが、同機能が2つの穴として描かれている画像が、Apple公式サイト上で複数発見されており、不可思議な状況となっています。

2つ穴のDynamic Islandが公式サイトで3回発見

iPhone14 Proでノッチの代わりに導入されたDynamic Islandは、実際には2つの穴ですが、それをソフトウェアであたかも1つの穴であるかのように見せかけているのが特徴です。さらにAppleはこれにモーションやインタラクティビティを追加しており、短所を逆手にとった斬新なデザインが評価されています。
 
イベント開催前、Dynamic Islandは長ピル型かi型か切り替え可能になるとの噂がありましたが、実際に蓋を開けてみると、1つの穴として表示するオプションしかなく、2つ穴モードは存在しないことがわかりました。
 
しかしながらイベント直後、公式Webサイトで開発者向けに2つ穴のデザインがいったん公開され、その後1つ穴のDynamic Islandのデザインと置き換えられたという謎の経緯がありました。
 
米メディアMacRumorsによれば、公式ソースから2つ穴のDynamic Islandが発見されたのはこれまでに3回あるとのことです。

1つ穴はイベント直前に決定した仕様だった?

これらの混同ぶりから、1つ穴としてのDynamic Islandはかなり後期の決定事項であった可能性がある、とMacRumorsは指摘しています。
 
また、Apple社内の内部構造のサイロ化のせいで、Webデザイン、デベロッパーリソース、サポートドキュメントを担当する社員が、Appleイベントの直前までDynamic Islandのことを知らなかったのかもしれない、とも推測されています。
 
 
Source:MacRumors
(lexi)

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