5Gと4G、iPhoneやiPadのバッテリーが長持ちするのはどっち?実験結果が公開

5Gで通信するiPhone12
 
AppleはiPhone12シリーズから5G通信への対応を開始し、現在ではiPhone SE(第3世代)、iPad Air(第5世代)、iPad mini(第6世代)なども5G通信に対応しています。
 
5G通信は従来の4G通信に比べて通信速度が速いことで知られていますが、バッテリーの持ち時間に関してどちらが優れているのか実験した結果が公開されました

iPhone/iPadのYouTube連続再生時間で比較

この実験はThe Wall Street Journalによっておこなわれました。
 
実験では画質を「自動」に設定したYouTube動画を連続で再生し、バッテリーが切れるまでの時間を比較しています。
 
比較に利用した端末はiPhone SE(第3世代)iPhone13 ProiPhone13 miniiPad Air(第5世代)の4機種です。
 
実験の結果、すべての機種において4G通信をおこなったときのほうが5G通信利用時よりもバッテリー持続時間が長いことがわかりました。
 

 
その差はiPhone SE(第3世代)で1時間、iPad Air(第5世代)とiPhone13 miniで1.5時間、iPhone13 Proでは2.5時間と有意な差が出ています。

ミリ波通信をおこなった際の影響は不明

今回の実験では5G通信にSub6と呼ばれる6GHz以下の周波数帯を利用しています。
 
より高速な通信速度を誇るミリ波通信での結果は不明ですが、理論的にはミリ波通信をおこなったほうがよりバッテリーの減りが速いでしょう。
 
5G通信に対応したiPhoneおよびiPadでは「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」で手動での5G通信と4G通信の切り替えが可能です。

 
 
Source: The Wall Street Journal via 9to5Mac
(ハウザー)

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