【バレンタインデー】FBI、ロマンス詐欺に騙されないよう注意喚起

Valentines Day
 
明日2月14日のバレンタインデーは、多くの国で夫婦や恋人で大切な時間を過ごす日となっています。一方、米国の連邦捜査局(FBI)はバレンタインデーに向けて、インターネット上のロマンス詐欺に気を付けるよう注意喚起を行っています。

ロマンス詐欺に要注意

サウスカロライナ州にあるFBIコロンビア支局は2月3日、バレンタインデーを前に、ロマンス詐欺に関する注意喚起を行いました。
 
SNSやマッチングアプリ等で知り合った被害者に対して恋人のようなやり取りを行い、金銭を騙しとるロマンス詐欺は米国でも多数報告されています。2020年にFBIのネット犯罪申立センターに通報された被害総額は2億8,100万ドル(約325億円)に達しており、大きな社会問題となっています。
 
FBIによると、ロマンス詐欺では幅広い年齢層の男女が被害にあっていますが、特に高齢の女性が狙われることが多いようです。
 

ロマンス詐欺の手口

 
FBIは、ロマンス詐欺の代表的な手口を紹介し、騙されないよう注意を呼び掛けています。
 

  • すぐにマッチングサイト以外の方法(メール等)で連絡を取ろうとする
  • 米国出身だが、一時的に海外に滞在していると主張する
  • 「出会ったのは運命だ」と言う
  • 危機的な状況と主張し金銭援助を求める
  • マッチングサイトやSNSから一度消え、別名で再度連絡してくる

 

ロマンス詐欺に騙されないために

 
またFBIは、ロマンス詐欺に騙されないためには普段の心がけが大事だとして、以下の対策を紹介しています。
 

  • インターネットで知り合った人物には絶対に送金しない
  • 身元が不確かな人に個人情報や口座情報等を絶対に教えない
  • 犯罪のターゲットにならないよう、SMS等に投稿する内容に注意する
  • 相手の写真やプロフィールをネットで検索し、他のページで使われていないか確認する
  • 落ち着いて行動し、相手に多くのことを質問する

 
インターネット上では、フィッシング詐欺iPhone当選詐欺など、多くの詐欺行為が行われており、バレンタインデーに便乗したロマンス詐欺にも注意する必要がありそうです。
 
 
Source:FBI
Photo:Faye Mozingo / Flickr
(seng)

モバイルバージョンを終了