iOS14.3、デフォルトアプリの選択肢が増加?ベータのコードから判明

WWDC 18 アプリ
 
iOS14.3では、デフォルトで使えるアプリを選べる範囲が増え、iPhoneやiPadの設定中にユーザーが選択可能になることが分かりました。

デフォルトアプリを選択可能に

Appleが現地時間11月12日に開発者向けにリリースしたiOS14.3ベータ1のコードから、iPhoneやiPadのセットアップ中、標準で使用するアプリをユーザーが選択可能になることを示す記述が発見された、と米メディア9to5Macが報じています。
 
iOS14.3ベータがリリース直後に公開中止となったこともあり詳細は不明ですが、コードには、サービスを提供する国・地域の法律に基づき、ダウンロード可能なアプリを確認できる旨の記述があることから、対象となるのは一部の国・地域に限られるとみられます。

独占禁止法上の問題との指摘に対応か

今回の動きは、Appleが初期設定で自社製アプリを使わせることに対して、独占禁止法上の問題が各国で提起されているのに配慮した対応とみられます。
 
Appleが自社製アプリを優遇することで、サードパーティー製アプリを不利に扱っているのは独占禁止法上問題なのではないか、との指摘はアメリカやヨーロッパなどで提起されており、10月には日本の公正取引委員会の委員長も、優先的地位の濫用にあたらないか、関心を寄せていることを明かしています。
 
iOS14では、ブラウザとメールで標準アプリをユーザーが任意に設定可能となっています
 
 
Source:9to5Mac
(hato)

モバイルバージョンを終了