iPhone12 miniの製造に、中国Luxshareが予定よりも早く参入か

Apple iPhone12 mini
 
Nikkei Asiaが、iPhone12 miniの製造に、中国Luxshareが早期参入すべく製造プロセスの研究を開始していると報じています。Luxshareは、iPhoneの製造を手がけるWistronの組立工場を4億9,900万ドル(約500億円)で購入するべく交渉中と伝えられていました。

LuxshareとWistronが移管作業中

Luxshareが買収予定の、昆山のWistronの組立工場には、Luxshareの社員が出入りし、両社が協力して移管作業を行っているようです。
 
LuxshareによるWistronの組立工場の買収契約はまだ完了していない状態にも関わらず他社の従業員が製造工場に出入りするのは、通常は考えられないケースだとNikkei Asiaは伝えています。Luxshareは、工場買収後の早期稼働に向けて動いているようです。

Pegatron問題がLuxshareに追い風か?

Appleの定める労働基準に違反したことで、同社はPegatronとの新規取引を一時停止しました。情報筋によれば、PegatronはiPhone12 miniの約80%の製造を担い、残りの約20%をWistronが担当していたようです。
 
この問題により、LuxshareによるiPhone12 mini製造への早期参入の可能性が高まったかもしれないと、Nikkei Asianは予想しています。
 
 
Source:Nikkei Asia via Patently Apple, AppleInsider, Apple World Today
(FT729)
 
 

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