Luxshare、来年下半期にAppleのiPhone組み立てを開始か

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AppleのAirPodsなどの組み立てを担う中国Luxshareが、iPhone組み立て請負のWistronから工場を買収、AirPodsだけでなくiPhoneの組み立て事業にも参入すると報じられています。

WistronがLuxshareに工場を売却

台湾メディア工商時報によると、WistronはAppleの仲介のもと、崑山と江蘇にあるiPhone組み立て工場をLuxshareに売却したとのことです。金額は138億台湾ドル(約500億円)で、年内には売却プロセスが完了する見通しです。
 
Luxshareはすでに、AirPodsやApple Watchの組み立てを行っています。同社がiPhoneを含むその他のApple製品の生産も開始するとの予想は、今年2月にアナリストのミンチー・クオ氏が発表しています。クオ氏はLuxshareは2021年下半期までに、iPhoneの組み立てを担うサプライヤーになるとの予測を明らかにしていました。
 
またNikkei Asian Review は5月に、LuxshareがiPhoneサプライヤーとなるべく巨額の投資を検討していると報じています。NikkeiはLuxshareが、iPhoneとMacBookのケースサプライヤーCatcher Technologyから、金属ケース製造設備の一部購入について交渉に入っていると伝えていました。

2021年下半期に正式なiPhoneサプライヤーに

工商時報もクオ氏の予想と同じく、Luxshareは2021年下半期に、正式にiPhoneサプライヤーに名を連ねると報じています。
 
また同メディアによれば、WistronがiPhone8 PlusにAppleが認可していない防水加工の施された部品を使用して以来、同社へのAppleからのiPhone組み立て発注数は大幅に減少していた模様です。

 
 
Source:工商時報
(lunatic)

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