iOS13/iPadOS 13で、バックグラウンドアプリが強制終了との報告相次ぐ

Apple WWDC19 iOS 13
 
iOS13、iPadOS 13をインストールしたユーザーの一部で、iPhoneやiPadのマルチタスクが機能せずアプリが再起動してしまう、と訴える書き込みが相次いでいます。

最新のiOS13は「マルチタスク以前に戻ったみたいだ」

米メディアMacRumorsによると、iOS13やiPadOS 13をインストールして以降、アプリを切り替えて元のアプリに戻ろうとすると、前に使っていたアプリが終了し再起動してしまう、という書き込みが、MacRumorsの読者フォーラム、Twitter、Appleのサポートコミュニティ、掲示板サイトRedditなどに相次いでいるとのことです。
 
MacRumorsの読者フォーラムには、iOS13をインストールしたユーザーから、以下のような書き込みが寄せられています。
 

iPhone11 ProでYouTubeの動画を観ていて、メッセージに返信するために動画を一時停止し、1分弱の間メッセージアプリを操作してYouTubeアプリに戻ると、再読み込みされてしまった。同様のことがiPad Proでも起こっている。iOS12よりも、アプリやSafariのタブが頻繁に再読み込みされる。
 
iPhone7 Plusで、Safari、Instagram、Facebookなどのアプリ間を切り替えるたびに、アプリが再読み込みされる。iOS12では発生しなかった。

 
MacRumorsは、影響を受けた一部ユーザー個人の感想だが、と前置きした上で、先日公開されたiOS13.2で問題が悪化しているようだ、として書き込みを紹介しています。
 

iPhone Xで、カメラアプリを開くと他のアプリがメモリから消えてしまうのには慣れた。しかし、iOS13.2では、バックグラウンドのタスクも全て終了してしまう。
 
今日は、メッセージアプリとSafariを行き来していると、切り替えるたびにアプリが再読み込みされた。iOS13では、バックグラウンドでSafariのタブ1つを開いておくこともできず、すべてのアプリが最初から読み込まれる。iOSがマルチタスクになる前に退化してしまったように感じる

今後、アップデートでの修正に期待

先日、macOS Catalinaの「メール」アプリの不具合を指摘した開発者のマイケル・ツァイ氏が、Twitterに書き込まれた同様のコメントをまとめており、多くのユーザーが同様の問題を報告していることがわかります。
 

この問題にはiOS13.2ベータで気付いていた。Overcastアプリのユーザーも報告していた。iOS13.2では、以前のバージョンと比べてバックグラウンドのアプリが強制終了されやすくなっているようだ。
 
(iPhone11でカメラを使うと、画像処理にRAMを多く必要とするため、特にその傾向が強くなるようだ)

 
不具合を訴えるユーザーたちは、今後のソフトウェアアップデートで問題が解決することを願っています。

 
 
Source:MacRumors
(hato)

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