NTTドコモは、LTE通信「PREMIUM 4G」で、受信時に国内最速となる最大1,288Mbpsの通信サービスを提供すると発表しました。2019年春から、国内一部地域で提供されます。
ギガを超えたLTE通信速度、来春提供開始
NTTドコモが来春から提供すると発表した、受信時の最大速度が1Gbpsを超えるLTE通信は、5つの周波数帯を束ねる「5CA」、電波による情報伝達量を増やす「256QAM」、利用するアンテナの本数を2本から4本に増やす「4×4MIMO」を組み合わせることで実現しています。
NTTドコモは、送信時についても、2CAを導入することで最大131.3Mbpsの速度を2018年11月上旬から実現すると説明しています。
なお、上記の通信速度は、いずれも技術上の理論値であり、実際の通信速度は回線の混雑状況など複数の要因によって大きく変動します。
また、これらの最大通信速度が提供されるのは、一部地域に限られます。詳細な対応エリアは、NTTドコモのWebサイトで確認可能です。
対応モバイルルータは来春発売
NTTドコモは、受信時最大1,288Mbpsと送信時最大131.3Mbpに対応する製品として、Huawei製のモバイルWi-Fiルータ「Wi-Fi STATION HW-01L」を2019年春に発売すると発表しました。
同製品は、IEEE 802.11ac（新名称ではWi-Fi 5）なら最大867Mbpsの無線LAN通信が可能で、同時に最大17台の機器を接続可能です。
iPhone XS/XS Maxなら受信時最大844Mbpsが利用可能
NTTドコモは、iPhoneシリーズで「PREMIUM 4G」での最大通信速度（いずれも受信時）も案内しています。
iPhone XS/XS Maxは、iPhoneシリーズ中最速でのLTE通信が可能となっています。
- iPhone XS、iPhone XS Max：最大844Mbps
- iPhone XR：最大794Mbps
- iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus：最大594Mbps（iOS11.3以降の場合）
- iPhone 7、iPhone 7 Plus、10.5インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro：最大375Mbps
- iPhone 6s、iPhone 6s Plus、9.7インチiPad Pro、iPad（第6世代）：最大262.5Mbps