ヤフー、ドライブレコーダー映像をAI解析し情報収集する実証実験〜カーナビ等に活用

Yahoo! ドライブレコーダー
 
Yahoo! JAPANは、ドライブレコーダーから収集した動画データをAI(人工知能)で解析し、ガソリンスタンドの価格や駐車場の空き状況をテキスト化する実証実験を開始しました。データは「Yahoo! カーナビ」や「Yahoo! MAP」などへの活用が期待されています。

ガソリン価格や駐車場の状況をカーナビアプリ等に活用

Yahoo! JAPANが開始したドライブレコーダーによる動画収集は、ガソリンの価格や駐車場の空き状況などの視覚情報を、ディープラーニングなどのAI技術を活用して高精度にテキストデータ化するための実証実験です。
 
Yahoo! JAPANは、テキスト化できる情報のほか、事故や渋滞といった交通状況やレストランの行列などの地域情報についても活用の可能性を探ると説明しています。
 
Yahoo! JAPANが公開したイメージ映像がこちらです。
 

 
これらの情報が「Yahoo! カーナビ」や「Yahoo! MAP」などのサービスに活用されれば、地域のガソリン価格などの最新情報を地図上で把握可能になると期待できます。
 

 

ASKULの配送用車両のドライブレコーダーを使用

動画データの収集には、Yahoo! JAPANの連結子会社であり、アスクルのグループ会社であるASKUL LOGISTの配送用車両に搭載されたドライブレコーダーが使用されます。
 
実証実験は10月15日から2019年3月31日にかけて、東京23区内で実施される予定です。使用される車両は、実証実験開始当初は10台程度で、11月上旬からは130台に増える予定です。

プライバシー保護に配慮

動画データの取り扱いについてYahoo! JAPANは、生活者のプライバシーに最大限配慮すると説明しています。
 
具体的には、自動車のナンバープレートや歩行者の画像には解析前にマスキング処理を行い個人を特定できる目的では使用されないほか、解析後は収集した動画データや複製・編集された全ての動画データを破棄する、とのことです。

 
 
Source:Yahoo! JAPAN
(hato)

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