「iPhone SE 2」か?謎の端末名「iPhone xx」を開発者が発見

Olixar iPhone SE 2 ガラスフィルム MobileFun


 
Apple製ソフトウェアXcode 10から、「iPhone xx」という端末名が発見された、と開発者が報告しています。搭載されているA10プロセッサや識別番号から、「iPhone SE 2」と噂されたモデルの可能性もあります。

謎の端末名「iPhone xx」

Appleが提供するソフトウェア開発ツールXcode 10で、アプリ容量を最適化するThinning機能のオプションとして「iPhone xx」というモデル名が表示される、とiOSデベロッパーのギルヘルム・ランボー氏がTwitterでスクリーンショットを公開しています。
 
同氏が公開したスクリーンショットを見ると、iPhone Xの下に「iPhone xx」が表示されています。
 

 
また、「iPhone xx」にはA10プロセッサ、広色域のP3規格ディスプレイが搭載されているとの記述があり、これらの仕様はiPhone7/7 Plusと共通しています。
 


 

iPhone7の派生モデルとしての「iPhone SE 2」か?

もう1枚のスクリーンショットでは、「iPhone xx」のものとして、「iPhone9,7」「iPhone9,8」「iPhone9,9」という既存モデルに使われていない識別番号が並んでいるのが確認できます。
 

 
iPhone6s/6s PlusからiPhone8/8 Plus/Xの識別番号は以下のとおりで、識別番号が「9」番台であることから、「iPhone xx」がiPhone7の派生モデルとして位置付けられていることが読み取れます。
 

  • iPhone6s:「iPhone8,1」
  • iPhone6s Plus:「iPhone8,2」
  • iPhone SE:「iPhone8,4」
  • iPhone7:「iPhone9,1」と「iPhone9,3」
  • iPhone7 Plus:「iPhone9,2」と「iPhone9,4」
  • iPhone8:「iPhone10,1」と「iPhone10,4」
  • iPhone8 Plus:「iPhone10,2」と「iPhone10,5」
  • iPhone X:「iPhone10,3」と「iPhone10,6」

 

これらの情報からランボー氏は、「iPhone xx」は内部構造がiPhone7と共通で、「iPhone SE 2」と噂された次世代iPhone SEではないか、と推測しています。

 
ただし、9月12日の発表が予測される次世代iPhoneではなく、「iPhone SE 2」らしき端末の情報だけが発見されている点には、疑問が残ります。
 

なお、ランボー氏は開発者向けに公開されているiOS12のベータから、「iPhone X Plus」と噂されるモデルのデザインを示すアイコン、新型iPhoneがデュアルSIMに対応することを示す記述のほか、次期AirPodsにカラーバリエーションが用意される可能性を示す記述などを続々と発見しています。

 

2018年には発売されないと報じられた「iPhone SE 2」か?

「iPhone SE 2」は、2018年4月にユーラシア経済連合(EEC)の規制当局に製品情報が登録されたことから、5月か6月に発売されると考えられていましたが、6月の世界開発者会議(WWDC 18)でも発表されませんでした
 
そして、ケースメーカーOlixarから得た情報としてForbesが「iPhone SE 2は2018年には発売されない」と報じていました。

 
 
Source:@_inside/Twitter(1), (2), The iPhone Wiki
Photo:MobileFun
(hato)

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