世界開発者会議(WWDC 18)の基調講演後、開発者向けに提供されたiOS12ベータで、すでにいくつかの不具合が発見されています。海外メディアiPhoneHacksが、現在までに分かっているiOS12ベータのバグをまとめているのでご紹介します。
開発者からも概ね好評のiOS12
iOS12は、WWDC 18で発表される前から、新機能の追加よりも不具合の修正と安定性の向上に重点が置かれる、と言われていました。
WWDC 18の基調講演後に発表されたiOS12のベータを試した開発者たちからは、従来のベータと比べてバグやクラッシュが少ない、と好評のようです。
現在までに分かっているiOS12のバグ
完成度が高いとはいえ、ベータである以上、バグや不具合はつきものです。海外メディアiPhoneHacksがまとめた、iOS12ベータの不具合は以下のとおりです。
- App Storeを開くと「App Storeに接続できません」とエラーが表示される
- Skypeにログイン後、強制終了してしまう
- 「Real Racing 3」などEA製のゲームを起動するとクラッシュしてしまう
- パーソナルホットスポットが機能しないことがある
- 多くのアプリでバッジによる通知が正しく機能しない
- 辞書機能が使えない
- 人気ゲーム「フォートナイト」がうまく動作しない
- Facebook Messengerで、会話を切り替えるとキーボードに不具合が出る
- Wi-FiモデルのiPadに、携帯電話ネットワークのアイコンが表示される
- 一部のアプリで、キーボードの予測入力に重複がある
- 銀行のアプリの一部が正しく動作しない
- 通知関係の設定のオン/オフを操作すると設定アプリがクラッシュする
- iOS12ベータ1ではPandoraアプリが動作しない
- 一部のiOSデバイスではSafariの提案機能が動作しない
- メッセージでカメラを使うと一部のエフェクトが機能しない
iOS11.4との動作速度比較でも高速動作を見せたiOS12ベータ
iOS12ベータは、先にご紹介したiOS11.4との動作速度比較でも、全体的に高速な動作を見せていますが、まだ修正すべき点は数多く残っています。
上記に挙げたものを含む不具合が修正・改善されたベータが何度か公開され、例年どおりなら9月に正式版が一般ユーザー向けに提供されると考えられます。
また、登録ユーザー向けのパブリックベータは6月末に公開予定と案内されています。
Source:iPhoneHacks
(hato)