Appleの最高デザイン責任者ジョナサン・アイブ氏の腕時計遍歴とは?

ジョナサン・アイブ
 
Appleの最高デザイン責任者(CDO)のジョナサン・アイブ氏が、Apple Watchの開発秘話について、腕時計愛好家のための雑誌Hodinkeeにインタビューされた記事が公開されたのはつい2週間ほど前のことですが、アイブ氏に質問をしてわかった同氏の腕時計遍歴を編集者がブログにまとめています。

アイブ氏は機械式腕時計もつける?

AppleのウェアラブルデバイスApple Watchは、腕時計業界も脅威と感じるほどの勢いで売上を伸ばしていますが、開発に携わったアイブ氏の腕時計愛はどのようなものなのでしょうか?
 
Apple Watchの開発秘話に関するインタビューを行なったHodinkeeの編集者ベンジャミン・クライマー氏が、アイブ氏と腕時計についての重要な5つの事実を述べています。
 

  1. アイブ氏は最初の機械式腕時計、Omega Speedmaster Professionalを1990年代の始めに香港の九龍で購入しました。Speedmasterは今でも同氏のお気に入りのようです。その見た目の単一性と、周囲環境とのつながりが気に入っているそうです。
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  3. アイブ氏自身とAppleのデザイナーは腕時計について何も知らなかったので、外部に助けを求めました。Appleが製品をデザインするときに外部の専門家に相談したのは最初で最後のことだったとのことです。
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  5. アイブ氏が敬うスイスの腕時計メーカー3社は、Rolex、Patek Philippe、Omegaだそうです。3社はすべて、質とデザインに対して確固としたコミットメントを持っているとのことです。
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  7. アイブ氏は、伝統的な腕時計愛好家のApple Watchに対するこき下ろしを読んでおり、がっかりし、不必要だと感じていますが、慣れてきているそうです。同氏はiPhoneを世に送り出したとき、キーボードがないのは失敗だとの意見があったことを覚えています。「機能性のみが必要なとき、Apple Watchを身につけ、懐かしさと愛着が欲しいとき、別のものをつける」と、アイブ氏は語っています。
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  9. アイブ氏は機械式腕時計は最近あまり身につけていませんが、最もよくつけるのはPatek Philippe Nautilus 5711であるそうです。

 
 
Source:Hodinkee via Bloomberg
Photo:Global X/Flickr
(lexi)

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