2017年11月10日 05時43分

iPhone Xと最新版Clipsで360度シーンの中にいるような自撮りが実現

Clips iPhoneX

Appleは11月10日、iOS端末向けのビデオ作成・編集アプリClipsのメジャーアップデートを発表しました。同アプリは今年4月に公開された無料アプリです。

今回のアップデートにより、動きのある360度の背景の中にいるかのような自撮りが可能となる「シーン」機能、新しいエフェクト、新しいステッカーが追加されたほか、ユーザーインターフェイスが新しく、使いやすくなっています。

シーン機能

iPhone Xでシーン機能を使うと、TrueDepthカメラが背景を消してシーンに置き換えるため、ユーザーはまったく違う場所で自撮りをしている気分を味わえます。

シーンは10種類あり、賑やかな都会やのどかな風景、抽象画に加え、「スターウォーズ：最後のジェダイ」からの2つのシーンも含まれています。それぞれのシーンは360度の全方位の風景であるため、ユーザーがiPhone Xを動かすと周囲がすべてそのシーンで囲まれます。サウンド・エフェクトが没入感をさらに高めてくれます。

新エフェクトとステッカー

機械学習とスタイル変換テクノロジーにより、写真やビデオを油絵風、水彩画風、鉛筆画風に変換します。しかもビデオの場合、録画をしながらリアルタイムで変換を行います。

ビデオに登場させることができるステッカーにも、これまでのディズニーキャラクターに、スターウォーズやAppleがデザインした新しいデザインが追加されています。インディーアーティストによる21の新しいサウンドトラックも追加されました。

新しくなったユーザーインターフェイス

よく使うコントロール類を手の届きやすい場所に配置して、使い勝手を向上させています。エフェクトブラウザも新しくなり、フィルタやラベル、ステッカー、絵文字を表示させて選択可能となっています。

作成したクリップをiCloudを介してiPhoneやiPadからアクセス、編集できるようになりました。ビデオは自動的にiCloudにアップロード、バックアップされるため、iPhoneで撮影してからiPadで編集することも可能です。