次期Apple Watch、台湾TPKがタッチスクリーン供給から撤退か

Apple Watch
 
次期Apple Watchである「Apple Watch Series 3」(仮称)は、Series 2が採用しているカバー一体型タッチパネル「タッチオンレンズ(TOL)」ではなく、ガラスフィルム式のタッチスクリーンを採用するようだと、台湾DigiTimesが報じています。

TPK、Apple Watchへのパネル供給から撤退か

台湾TPK(宸鴻)は、初代Apple Watch向けには2枚のガラスを貼り合わせたG/Gタッチパネル、Apple Watch Series 2向けにはTOLタッチパネルを供給してきました。
 
しかし業界筋によれば、Apple Watchのカーブしたスクリーンの製造が難しく、TOLタッチパネルの歩留まりを引き上げることができないため、TPKはApple Watch向けパネルの製造からの撤退を決めた模様です。2016年のTPKの業績不審の一因は、この歩留まりの低さにあったとしています。
 
TPKは業績回復のため、2017年はスマートフォン向けの3Dセンサー内蔵タッチパネルの製造に集中していく意向だとDigiTimesは伝えています。

次期Apple WatchはG/Fを搭載

またAppleは製造コストと歩留まりの点から、Apple Watch Series 3ではTOLに代わり、ガラスフィルム式(G/F)のタッチスクリーン採用を検討しているようです。新タッチスクリーンは、台湾のGeneral Interface Solutionまたは香港のBiel Crystal Manufactoryが供給し、出荷開始は今年後半になる見込みです。

Apple Watch Series 3、発売は秋?

Apple Watch Series 3については、発売は第3四半期(7月-9月期)、製造は台湾のQuanta Computerが請け負うと言われています。またバッテリーの持続時間が改善され、外観デザインが刷新ディスプレイはmicro-LEDとなり、新型センサーが追加、単体でのLTE通信に対応といった予測も出ています。
 
 
Source:DigiTimes
(lunatic)

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