ソフトバンクは25日(金)、月額2,900円で1GBまでの通信が可能な「データ定額パック・小容量(1)」を4月1日より提供すると発表しました。
ソフトバンクとauが揃い踏み
ソフトバンクが新たに提供する月額2,900円の「データ定額パック・小容量(1)」は、通話プラン「スマ放題ライト」「スマ放題」向けのデータ定額パックと組み合わせることで、月額計4,900円からスマートフォンを利用することが可能となるプランです。
スマ放題ライト 通話し放題ライトプラン |
スマ放題 通話し放題プラン |
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基本プラン | 1,700円/月 | 2,700円/月 |
データ定額パック・ 小容量(1) |
2,900円/月 | |
S!ベーシックパック | 300円/月 | |
合計 | 4,900円 | 5,900円 |
このプラン新設は、安倍首相の「携帯料金値下げ」要請で始まった総務省の勧告を受けてのもので、すでにauが同様のプランを同じ料金で3月23日(水)より提供済です。
恩恵を受けるユーザーは限られている?
最大の特徴はau同様に、小容量プランであるのにもかかわらず、2GBプランでは選択不能な「スマ放題ライト」が選べる点でしょう。しかし、通信料金から24ヶ月間一定料金を割り引く「毎月割(au)」「月月割(ソフトバンク)」は適用されないため、定期的な買い替えを検討しているユーザーには向いていません。
また、期待されていた長期ユーザーに対する還元との組み合わせも、蓋を開けてみればソフトバンクはポイント還元、auは契約プランに応じてデータ容量増額(今回の1GBプランの場合、ソフトバンクは還元の対象外、auは8年以上契約していれば0.3GB、10年以上で0.5GB)と、今回の新設プランを利用するユーザーにはあまり関係なさそうな内容であることが判明しています。
それだけに、結局のところは表面的に政府の意向に沿った、通話もパケット通信もほとんど行わず、スマートフォンを形だけ有して寝かせている老年層をターゲットとしたプランとみるのが適切そうです。
なお、これでauとソフトバンクが1GBプランに関して具体的な日程を発表したことになりますが、ドコモに限っては個人向けプランではなく、データ通信が家族合計で月5GBのファミリープランを開始する予定です。
Source:ソフトバンク
(kihachi)