iPhone18 Pro Maxを分解し、ロジックボードなどに搭載されている部品をTechInsightsが詳しく報告しています。
分解の対象になったのは米国向けiPhone18 Pro Max(A3473)で、Qualcomm Snapdragon X80 5GモデムやApple N1ワイヤレスネットワークチップ、新しい5Gミリ波アンテナモジュールの搭載が確認されました。
米国向けiPhone18 Pro Maxの搭載部品
噂通り、米国向けiPhone18 Pro Max(A3473)には、Qualcomm Snapdragon X80 5Gモデムが搭載されていることをTechInsightsが確認しました。
日本向けを含む他地域のiPhone18 Pro MaxにはApple C2モバイル通信モデムが搭載されているため、地域によってモデムを使い分けていることになります。
メインロジックボード
メインロジックボードの中央に搭載されているのはA20 Proで、LPDDR5X DRAMと組み合わされています。
A20 Pro周辺では、次の電源管理ICが確認されています。
- STMicroelectronics:STM1A3IP、電源管理IC
- Texas Instruments:CP3201A0R4、電源管理IC
高周波基板
高周波基板を撮影した画像では、中央上部に「SDX80M」と記されたQualcomm Snapdragon X80 5Gモデムと、その左側にQualcomm SDR875高周波トランシーバーが確認できます。
また、Snapdragon X80 5Gモデムの右下には、Apple N1ワイヤレスネットワークチップが搭載されています。
iPhone18 ProシリーズではN1からN2へ変更されるとの噂もありましたが、今回分解されたiPhone18 Pro MaxではN1が継続採用されていました。
高周波基板では、次の部品も確認されています。
- Skyworks:SKY58480-14、フロントエンドモジュール(FEM)
- Broadcom:AFEM-8257、フロントエンドモジュール
- Broadcom:AFEM-8267、フロントエンドモジュール
- Qorvo:QM6308A、フロントエンドモジュール
- Texas Instruments:TPS658A0M、電源管理IC
- NXP:NFCコントローラー
- Qualcomm:Snapdragon SDX80M、5Gモデム
- Qualcomm:SDR875、高周波トランシーバー
新しい5Gミリ波アンテナモジュール
TechInsightsは、新しいApple製5Gミリ波アンテナモジュール「339M00418」も確認しています。
iPhone17 Pro MaxでもQualcomm製モデムと組み合わせた5Gミリ波通信機構が採用されていましたが、iPhone18 Pro Maxではアンテナモジュールの型番が変更されており、内部構造にも改良が加えられている可能性があります。
電源管理IC基板
電源管理IC基板には、MagSafeワイヤレス充電に関係するBroadcomのレシーバーICや、ルネサスの電源管理ICなどが確認されています。
- Apple:339M00508、超広帯域(UWB)モジュール
- Apple/ルネサス:38S01153-B1、電源管理IC
- Broadcom:BCM59367、ワイヤレス充電レシーバーIC
- NXP:45V306、NFCコントローラーおよびセキュアエレメント
- Qualcomm:PMX75、電源管理IC
- Cirrus Logic:338S01267、オーディオアンプ
- Cirrus Logic:338S01377、オーディオアンプ
ストレージや電源管理、オーディオ関連
今回の分解に用いられたiPhone18 Pro Maxには、ストレージとして256GBのNANDフラッシュメモリが搭載されています。
TechInsightsは現時点でNANDフラッシュメモリの製造元を明らかにしておらず、今後さらに詳細な解析を行う予定です。
NANDフラッシュメモリはLPDDR5X DRAMと並び、価格高騰が続いている部品として注目されています。
その他、次のような部品が確認されています。
- Apple:APL106H、電源管理IC
- Apple/Cirrus Logic:338S01269、電源変換デバイス
- Apple/Cirrus Logic:338S01268、オーディオコーデックIC
- Apple/Cirrus Logic:338S01377、オーディオアンプ
- Apple/Cirrus Logic:338S01267、オーディオアンプ
- Texas Instruments:CD3710A1、レーザードライバー
- STMicroelectronics:STPM1A3J、電源管理IC
- STMicroelectronics:STB610B21、電源管理IC
- Analog Devices:MAX11390AENA、アナログ-デジタル変換器
- NXP:CBTL1701B0、DisplayPortマルチプレクサ
- Qualcomm:QET7100A、広帯域エンベロープトラッカー
Qualcomm QET7100Aは2基搭載されていることも確認されています。
数年前と比較しても同じサプライヤーが多数
TechInsightsがこれまで報告してきたiPhone13 ProやiPhone16 Proなどの搭載部品と比較しても、主要部品を供給するサプライヤーには共通する企業が多数あります。
今回もQualcomm、Broadcom、Texas Instruments、STMicroelectronics、NXP、ルネサス、Analog Devices、Skyworks、Qorvo、Cirrus Logicなど、多くの実績ある半導体メーカーの部品が採用されています。
Appleは品質や供給実績を重視しながらサプライヤーを選定しているとみられ、長年にわたり同じメーカーが採用されていることにも、そうした実績が影響しているのかもしれません。
イメージセンサーは引き続きソニー製との情報も
今回のTechInsightsによる分解レポートでは、カメラ用イメージセンサーの製造元までは明らかにされていません。
一方、iPhone18 Proシリーズに搭載されているカメラ用イメージセンサーは、引き続きソニーが供給しているとの情報がX(旧Twitter)に投稿されています。
ただし、ソニーが独占供給している状況は今後変化するとの報道もあり、2027年春に発売されると噂のiPhone18ではSamsung製イメージセンサーが採用される可能性も指摘されています。
Source: TechInsights
