iOS18では、ビデオ撮影を開始しても、音楽などの再生が停止しないようになり、音楽を聴きながらビデオ撮影することが可能となります。iOS17でも音楽などを再生しながら動画撮影する方法はありましたが、機能に制限がありました。ホーム画面のカスタマイズなど多くの機能が追加されるiOS18は、現在ベータテスト中で、9月に正式版が公開される見込みです。
動画撮影を開始しても音楽などの再生が停まらない！
iOS17シリーズまでは、iPhoneで音楽などの再生中にビデオ撮影を開始すると、音楽などの再生が自動で停まってしまいます。
しかし、iOS18では、ビデオ撮影を開始しても、音楽などの再生が続くことが分かった、と米メディア9to5MacやMacRumorsが報じています。
この新機能を使うには、「設定」アプリでカメラのメニューから、オーディオ再生を許可するよう設定する必要があります。
コンテンツを再生しながら動画を撮影したい、撮影している動画の音を聴く必要がない場合などに便利です。
9to5Macは、この新機能はiPhone16で搭載が噂されるキャプチャーボタンにビデオ撮影を割り当て可能になることと関係しているのかもしれない、と推測しています。
現在でも音楽再生しながらビデオ撮影できる、が・・・
iOS14からは、写真撮影モードからシャッターボタンを押し続けるとビデオ撮影が開始できる「QuickTake」機能が追加され、音楽などの再生を停めることなくビデオ撮影が可能です。
ただし、やや裏技的なこの方法は、撮影画質やフレームレートの変更ができない等の制約があります。
iOS18は9月に公開見込み
iOS18は現在、開発者向けベータ5と登録ユーザー向けパブリックベータ3が提供されており、例年どおりなら一般ユーザー向け正式版は9月に公開される見込みです。
多くの新機能が追加されるiOS18では、ホーム画面やコントロールセンターのレイアウトを自由に変更でき、アイコンの配色変更もできるなど、カスタマイズの幅が大きく拡大します。
また、「メッセージ」がメッセージの世界標準規格RCSに対応し、Androidユーザーとも高画質の写真をやり取りしたり、既読通知の確認などが可能となります。
なお、人工知能（AI）機能のApple Intelligenceは、iOS18では利用できず、10月頃の提供が見込まれるiOS18.1から提供されます。iOS18.1の段階で利用できるのは、Apple Intelligenceの一部機能に限られ、ChatGPTとの統合などが利用できるのはさらに先です。
ただし、Apple Intelligenceが利用できるのは言語設定がアメリカ英語に設定されている場合のみで、日本語などに対応するのは2025年になる見込みです。