MicrosoftのレイオフでVR/ARチームが解体〜HoloLensも危ない?

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Microsoftが従業員全体の5%に相当する10,000人を解雇するとの報道が最近あったばかりですが、これにより複数の仮想現実(VR)および拡張現実(AR)チームが解体されることになる、とMicrosoftの動向に詳しいWindows Centralが伝えています。

2017年にMicrosoftにより買収されたプロジェクト

Amazon、Googleなどのテック企業に追従する形で、Microsoftも大規模なレイオフを実施することが明らかになりました。在宅勤務の文化が終わり、インフレが急進し、ウクライナ戦争でエネルギー市場の混乱が広がる中、大手ハイテク企業は株主を満足させるため規模縮小に転じています。
 
Microsoftの10,000人にものぼるとされる従業員解雇により、AltspaceVRが終焉を迎えることになります。VR空間を複数人で共有できるAltspaceVRは、2017年にMicrosoftに買収されたプロジェクトですが、今年3月で終了となるとの発表がありました。
 

複合現実のツールキットフレームワークも解体へ

AltspaceVRに加えて、MicrosoftのMixed Reality Took KitMRTK、複合現実ツールキット)フレームワークも終わりを迎えることになります。MRTKはUnity VR統合のために作られたもので、MicrosoftのARヘッドセットHoloLensもサポートされています。
 
Microsoftのレイオフにより、HoloLensチームにどのような影響があるのかは不明ですが、米軍との契約の規模が最近縮小されたばかりで、先行きが危ぶまれています。
 
 
Source:Windows Central
Photo:Microsoft
(lexi)

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