Appleは1月17日、独自開発の高性能チップM2 Pro、M2 Maxを発表しました。あわせてM2 Pro、M2 Maxを搭載した14インチ、16インチのMacBook Proと、M2、M2 Proを搭載したMac miniが発表され、同日より予約受付が始まりました。いずれも日本では2月3日に発売されます。
M2から進化した「M2 Pro」「M2 Max」
今回発表されたM2 Pro、M2 Maxは、2022年6月に発表されたAppleシリコンチップM2をスケールアップしたSoC（システムオンチップ）です。CPUとGPUはよりパワフルになり、より大きなユニファイドメモリシステムに対応しました。
| チップ名 | CPU コア数 (高性能+高効率) |
GPU コア数 |
メモリ | メモリ帯域幅 | トランジスタ |
|---|---|---|---|---|---|
| M1 | 8コア (4+4) |
最大8コア | 最大16GB | 68.25GB/s | 160億個 |
| M2 | 8コア (4+4) |
最大10コア | 最大24GB | 100GB/s | 200億個 |
| M1 Pro | 8コア (6+2) 10コア (8+2) |
最大16コア | 最大32GB | 200GB/s | 337億個 |
| M2 Pro | 10コア (6+4) 12コア (8+4) |
最大19コア | 最大32GB | 200GB/s | 400億個 |
| M1 Max | 10コア (8+2) |
最大32コア | 最大64GB | 400GB/s | 570億個 |
| M2 Max | 12コア (8+4) |
最大38コア | 最大96GB | 400GB/s | 670億個 |
| M1 Ultra | 20コア (16+4) |
最大64コア | 最大128GB | 800GB/s | 1,140億個 |
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M2 Pro/M2 Max搭載MacBook Pro（14/16インチ）
14インチと16インチの新型MacBook Proは、最も高速なIntel製プロセッサ搭載のMacBook Proよりも高速処理ができるM2 Pro、M2 Maxモデルから選べます。電力効率に優れており、14インチモデルの場合は最大18時間、16インチモデルは最大22時間のバッテリー駆動時間を実現しました。
本体側面のHDMIポートは8Kディスプレイへの出力に対応。SDXCカードスロット、3つのThunderbolt 4ポート、MagSafe 3充電、ハイインピーダンスヘッドホン対応のヘッドホンジャックを搭載しています。
Apple Storeでの販売価格は、14インチが288,800円から、16インチが348,800円からで、カスタマイズ可能なオプションを最上位にした構成の場合、14インチモデルが935,600円、16インチモデルが972,600円（いずれも税込）となっています。
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M2/M2 Pro搭載Mac mini
2020年のM1搭載機種ぶりとなる新型Mac miniは、M2またはM2 Pro搭載モデルから選べます。M2/M2 Pro搭載モデル登場にともない、これまで販売されていたIntelモデル、M1モデルは販売終了となりました。
M2モデルは最大2台、M2 Proモデルは最大3台のディスプレイに対応し、従来機種同様に豊富なポートで優れた接続性を有しています。M2モデルは2つのThunderbolt 4ポート、M2 Proモデルは4つのThunderbolt 4ポートを搭載しており、M2 ProモデルではMacではじめて8Kディスプレイに対応しました。
M2搭載Mac mini
M2 Pro搭載Mac mini
Apple Storeでの販売価格は、M2モデルが84,800円から、M2 Proモデルが184,800円からとなっており、カスタマイズ可能なオプションを最上位にした構成では632,800円（いずれも税込）となります。
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Apple公式YouTubeで約19分の製品紹介動画が公開
Appleの公式YouTubeチャンネルでは、新型MacBook Pro、Mac mini、新チップM2 Pro、M2 Maxを紹介する動画が公開されています。
Source:Apple M1発表, M1 Pro/Max発表, M1 Ultra発表, M2発表, M2 Pro/Max発表
(asm)