Samsung、5G通信で10キロの距離から1.75Gbpsの新記録樹立

Samsungの旗
 
Samsung5G通信により、10キロの距離から平均1.75Gpbsでの高速伝送に成功しました。
 
ピークでは2.7Gbpsに達しており、Samsungはこの記録について業界最高速であるとしています。

10キロの距離で平均1.75Gpbsでの通信に成功

Samsungは11月7日に、オーストラリアで業界最高速の5G通信に成功したと発表しました。
 
10キロという長距離伝送にもかかわらず、ミリ波通信を用いて平均1.75Gbps、ピーク時に2.7Gbpsという高速通信を達成しています(いずれもダウンロード速度、アップロードは平均61.5Mbps)。
 
この実験はオーストラリア政府およびNBN Coからの7億5000万オーストラリアドル(約710億円)の投資を受けておこなわれたものです。
 
日本ではNTTドコモが最大4.9Gbpsでの5G通信を提供していますが、この速度が実現できる通信距離については明らかにされていません。

光ファイバーが届かない地域でも高速通信が可能に

一般的にミリ波通信は高速であるものの電波が届く距離が短いのが問題であり、5G通信では低速ながら電波が遠くまで届くサブ6と呼ばれる周波数帯がより広く用いられています。
 
ミリ波による長距離高速伝送が可能になれば必要な基地局数を減らすことができ、高速なミリ波通信がより多くの場所で利用可能になるでしょう。
 
次世代の6G通信では1Tbpsクラスの通信速度が予測されてます

 
 
Source: Samsung, NTTドコモ via GSMArena
(ハウザー)

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