DigiTimesが、ソニーと光学部品製造の米企業II-VIは、iPhoneのFace ID機構に搭載されている垂直共振器型面発光レーザー（VCSEL：Vertical Cavity Surface-Emitting Laser）の受注を目指していると報じました。
Face ID搭載機種増加を見据えた動きか
DigiTimesが市場関係者から入手した情報によれば、ソニーとII-VIはAppleからVCSELを受注する機会をうかがっているとのことです。
AppleはiPhoneの生体認証機構として、画面下埋込み型Touch IDを採用することはなく、Face ID搭載機種を拡大するとみられています。
2024年発売と噂のiPhone SE（第4世代）は、iPhone XRの筐体を流用して開発されている模様で、その場合は同機種の生体認証機構もFace IDになることも考えられ、Touch ID内蔵ホームボタンを搭載してきたiPhone SEの系譜は終焉を迎える可能性があります。
ソニーとII-VIがVCSELの供給を目指しているのは、Face ID搭載機種増加に伴い、同部品の市場が拡大すると予想した動きかもしれません。
Source:DigiTimes
Photo:ALL3DP
(FT729)